自発動詞
(前投稿のつづき)
「自発」の助動詞を調べていたら、「自発動詞」なるものがあることに気がつきました。
Wikipediaには次のように書いてあります。
一部の他動詞に対して、独立の自発動詞を用いる場合もある。
動作主は重要でなく(もしくは不明で)、それよりも被動者を強調したい場合に、
活用形式を変えて自動詞化(脱使役化)したものが用いられる。
これを「自発動詞」と言います。
たとえば、「私は家を建てる」の「建てる」は目的語「家」があるから他動詞。
しかし、動作主が重要でなくて省略した場合、
「建てる」が「建つ」になって、「家が建つ」という言い方をします。
主語の家が積極的な気持ちを持って自分から建つことはないことから、
「建つ」は自発動詞と言われます。
「湯が沸く」の「沸く」
「音楽が聞こえる」の「聞こえる」
「富士山が見える」の「見える」などが自発動詞。
思えば「家が建つ」なんて不思議な日本語です。
本当は目的語だった家が、主語に祭り上げられたのですが、
家が自分で建つわけがないわけです。
さらにさらに「自発動詞」について調べたらこんなこともわかりました。(つづく)
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