星空観望会8(最終回)/シリウス/アンドロメダ大銀河/カノープス
シリウスを見させてもらいました。
この写真は、「space」http://yumis.net/space/star/k_image/sirius-z.htmより。
きれいでした。
青白い光でした。
1万度の高温なのでこのような色になるそうです。
シリウスは地球に近いため、この光は2001年夏の光だそうです。
2001年と言えば、4月に小泉首相が誕生し、
9月にはアメリカ同時多発テロがあった年。
その頃の光が今届きました。
この晩望遠鏡で見た最も遠い星々は「アンドロメダ大銀河」でした。
その距離は、230万光年。
他の観察した星々の距離に比較して、桁違いに遠いです。
望遠鏡の中央にうっすらと見えました。
こんなに離れているのに、星々がうっすらでも見られるということは、
かなりの数の星があるためだと教えてくれました。
230万光年!星がたくさんある!・・・・気の遠くなるような話です。
銀河鉄道999の終着駅。
空想の世界なら、230万光年もへっちゃら。
講師の先生に最近興味を持ち始めたカノープスのことを尋ねました。
シリウスの下の方にあって、地平すれすれに見られる星。
まだ一度も見ていない星。
東北地方以北では見ることができない星。
本当はシリウスの次に明るい星ですが、
地平線すれすれのため、空気の層にじゃまされ暗く見えるそうです。
カノープスを見るためには、どうやって見たらいいのか。
どのように見えるのか。そんなことを尋ねました。
講師の先生が、和歌山県の山で撮ったカノープスの写真を見せてくれました。
赤く、ちょうどベテルギウスのように見えたそうです。
シリウスが南中した頃に、シリウスから右斜め下付近にあるとのこと。
地平すれすれに明かりが少ない場所を選ぶこと。
案外山の上からの方が、空気の層のじゃまを減らせると思うと教えてくれました。
この冬、カノープスの観察に挑戦してみたいです。
以上、星空観察会の報告でした。
2時間。寒かったけど、だから星がきれいに見えました。
50人はいたお客さんは、2時間後には数人になっていました。
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