梨の礫(つぶて)/梨のブツブツ/豊川産ナシの日
今日の給食は「豊川産ナシの日」でした。
梨も好物の一つ。梨のおいしい季節がやってきました。
そんな今日、社会科の時間に「梨の礫(つぶて)」という言い方をついつい使ってしまいました。
以前子どもたちと工場に質問の手紙を書いて送ったら、丁寧な回答が返ってきました。
「ちゃんと礼状を書こう。そうじゃないと、工場の人は梨の礫だと思うよ」
と使いました。
「梨の礫って、なに?」
と子どもたちに尋ねられました。
せっかく手紙を送ったのに反応が返ってこないことだよ・・・といった感じで説明したと思います。
国語辞典にはこう書いてありました。
「投げられた礫のように、便りをやったのに返事のないこと。「梨」は「無し」に掛けたもの。」
まあ正解かな?
以前、「所さんが目がテン」で「梨」のことを扱っていました。(2005年9月)
あの梨の表面の特徴あるぶつぶつについて説明していました。
次のようなものです。
そもそもナシの実は、まだ熟していない頃、皮の表面にある気孔という穴で呼吸しています。しかし果実が成長し大きくなると、皮の表面も広がるので気孔は壊れてしまうのです。その時、この壊れた気孔の部分から、中の水分が出るのを防ぐのが先ほどの果点コルクの役目。内側からコルクでフタをして、水分を中に溜め込めるようにしているのです。水分の流出を防ぐという点では、まさにワインのコルク栓と同じ。ちなみにリンゴの場合は、クチクラ層というワックスの層を発達させることで、みずみずしさを保っているのです。
おかげで、そうなんだと思って梨の表面を見るのが楽しみになりました。
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