「里山」という言葉が気になっています。
本「樹液をめぐる昆虫たち」では、人間が生活のために必要な木を集めて作った人工的な”雑木林”のことを「里山」と説明していました。
山登りをする身としては、人家の近くにある比較的低い山といったイメージでしたが、ちょっと違っていました。
積水ハウスのCMでこの「里山」という言葉を使ったものがありました。
これは「人工的な雑木林」=「里山」の使い方でした。
毛利「こういう里山はね・・」
多部「なんだか懐かしいですね」
毛利「実は人が手をかけて守り育ててきた環境なんだよ」
多部「そうなんですか」
毛利「自然との共生と言うけど、昔から日本人はやっていたんだね」
多部「できるかな、私たちにも」
ナレーター「積水ハウス 五本の樹計画」
この計画、アイディアはいいなと思います。
家の近くに雑木林は、昔ながらの日本人のやり方。
ただ、その木を切って燃料にすることはないと思いますが・・。
http://www.sekisuihouse.co.jp/cm/movies/flash/057/index.html
6月4日の「虫の日」に、
カマキリの卵からたくさんのカマキリの赤ちゃんが生まれました。
3年1組の子どもたちと一緒に見ました。
次から次に出てきました。
出てきたときはカマキリの形をしていませんでしたが、
糸でつるされている間に体が伸びて、カマキリの形になりました。
こうやって変化するんだということがわかりました。
蝶の飼育箱に移しました。
そろそろ蛹になりそうだと判断してのことでした。
タイムリーでした。
今日、6月5日。天井の網に昨晩から逆さになっていた幼虫が、
急に黒い皮を器用に脱ぎました。
黒い皮を上に脱いでいって、最後は下へ落としました。(残念、落とす瞬間は見逃しました)
その下からは茶色の蛹!
子どもたちと固唾(かたず)を飲んで目撃しました。
※固唾=緊張して息を凝らしているときなどに口中にたまるつば。
蛹になってからも、しばらくクネクネ動いていましたが、
他にも続々蛹になりそうです。
連日、教室の片隅でドラマが起こっています。
毎日、理科の授業をやっている気分です。
昨日は久々の晴れ。自転車で学校へ。
ところが5分ほど走ったところで、恥ずかしいぐらい大きな音をたてて後輪タイヤがパンク!
急きょ、自転車をひいて自宅に戻り、自動車通勤。
災い転じて福となす。
自動車の中でFM豊橋の渡辺欣生さんの面白い話を聞くことができました。
昨日は6月4日だから「虫の日」の話。
ダンゴムシやフナムシは虫と呼ばれているけど、本当は甲殻類。昆虫ではありません。
甲殻類は他にカニ、エビがあるが、カニやエビは虫とは言われません。
しかし、カニは漢字で書くと「蟹」と書いて、虫の字が含まれます。
エビも、「海老」と書くと虫はないけど、「蝦(えび)」と書くと虫の字が含まれます。
かつては、カニもエビも虫として扱われていました。
「昆虫」=「虫」ではなかったのです。
辞典で調べると、「虫」は”動物の総称”の意味もありました。
虫編の漢字を見ていくと、さまざまです。
蛙(カエル)、蛤(ハマグリ)、蛇(ヘビ)をあげていました。
虹も虫だった、のは驚き。
虹は竜の一種と考えられていたようです。オスです。
メスは「霓」と書いて「ゲイ」と呼びます。
オスの「虹」とメスの「霓」を合わせて「虹霓」と書き、「コウゲイ」と読んで、にじを表すそうです。
オスの「虹」はふだん見ているにじ。メスの「霓」は、その外側に薄くできるにじ。
今度にじができたらじっくり見てみたいです。
自分で調べたこと・・・
【虹霓】のようにオスメスを表す漢字を組合わせた言葉は他にもあって、
「麒」「鳳」がオス、「麟」「凰」がメス。
そうそう、人間も虫でした。人間は「裸虫」で表わされます。
前投稿からのつづき。
田畑の分布地図を作ってみて、平らで水が得やすい場所では田んぼがつくられています。
しかし、校区全体で見たら、畑が田んぼを上回る広さです。
子どもたちと一緒に田畑の分布を調べているときに、
田んぼと思われる場所で草かきをされている男の人がいました。
(写真)
男の人に「ここは田んぼですか」と尋ねました。
男の人はちょっと困った顔をして「ここは正確に言えば田んぼではないよ」と答えました。
「それでは畑ですか」
「いや。ここは減反という生産調整で田んぼだけど休ませている場所なんだ。/
草を生やしっぱなしにしておくと、土地がダメになってしまうから、こうやって草かきをしているんだよ」
そんな話をしてくれました。
田んぼが少ない大きな理由の一つにここでぶつかりました。
校区にはかつて田んぼだった場所が、一面麦畑になっている所もあります。
これも生産調整によって田んぼが麦畑になったと予想されます。
田畑の分布図を作っただけでは済まないなと思いました。
子どもたちには、戦後の開拓民の苦労と、米の生産調整の話を
できるだけわかりやすく話しました。
どれくらい伝わったかわかりませんが、話さずにはおれない気持ちでした。
追記:麦のことについて無知な自分に気がつきました。写真の麦畑の麦は何麦?小麦?大麦?・・また調べてみよう。
3年生の社会科。
校区の地図を作るにあたって、田んぼが多いか畑が多いか子どもたちに予想させ、
実際に出向いて調べて、校区の田畑の分布図を作りました。
子どもたちの調査に基づく力作地図です。
ただ、それだけでは済みません。
畑が多い本宮山麓斜面の地区には歴史がありました。
終戦直後にこの地区に長野県から開拓民として入植した方に話を聞きました。
当時は笹の原で、笹の根が地面を覆い、
開墾は簡単にできなかったそうです。
食料はなかなか作れず、自分たちが食べるものさえ不足。
そこで、海まで出かけて行って、貝を採って食べたそうです。
レジャーの潮干狩りではなく、生きるための潮干狩りだったわけです。
台地が多く、水にも不自由しました。さらに赤土。
たくさんの苦労の中、畑は作られてきました。
地図で見て「この地区は畑が多い」で片づけてはいけないと思いました。
こうやって年輩の人に土地の歴史の話を聞く。
社会科の面白さです。5年ぶりに社会科を教えて、
このような活動をしていることが楽しい。(次に続く)
本屋さんに注文したのに、半月ほどもかかってやっと来た本。
「樹液をめぐる昆虫たち」です。待ってました。読みました。
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樹液をめぐる昆虫たち (わたしの昆虫記) |
樹液に関するさまざまな話が面白かったです。
樹液を出す木が集まっている雑木林というのは、
人間がかつて燃料として木を利用していた時に作ったものであること。
選ばれた木が、病気になりにくく人が扱いやすいコナラ、クヌギなどの落葉樹。
それにエゴノキ、エノキ、マツなどが少々混ざります。
今は木が燃料に使われないため、雑木林が荒れていること。
樹液に集まる昆虫たちの闘いの話。
カブトムシのオスはその昆虫たちの中では横綱でした。
樹液に集まる代表的な蝶としてオオムラサキのことが詳しく書かれていました。
幼虫はエノキを食草にして、
成虫は花の蜜を吸わずに樹液に集まるとのこと。
学校の近くにエノキがあることもわかったので、
今年はぜひ国蝶のオオムラサキの幼虫や成虫を見てみたいです。
樹液がなぜ出るか。
その理由としてボクトウガの幼虫が木をかじるためという説が紹介されていました。
この幼虫は樹液を食し、さらには樹液を求めてやってきた昆虫を襲って食べるとのこと。
ただ樹液が出る理由はまだ確かではないとのこと。
樹液がよく出るのは、東京地方で6月下旬から9月いっぱい。
今年は樹液観察をやってみたくなりました。
著者の矢島さんは、国語の教科書に出てくる「自然のかくし絵」の著者でもありました。