「はっか糖」は、どのようにハッカが添加されるの?
今日は令和6年12月15日。
今晩放映の大河ドラマ「光る君へ 48回 物語の先に」。
いよいよ最終回です。
今年も欠かさず見てきました大河ドラマ。
今日でそれも終了。毎年味わう達成感、
そしてまた今年も暮れていくなあという寂寥(せきりょう)感。
幾つまで生きていられるか心配になってきた昨今。
暮れていくのが、ちょっと辛くなってきました。
でも目標は100歳。ハレー彗星の再見。
話変わって「はっか糖」
こんなのを6袋買いました。
買ったのは理由があって、簡単に話します。
秋に、奥さんが新潟に行きました。
2泊3日。旧友2人との旅行でした。
そのお土産のひとつが「はっか糖」1袋。
新潟の名物らしく、他にも何袋かあったけど、
それは他の人へのお土産。
私は少しずつ様子を見て食べていたつもりでしたが、
食べ終えたときに、奥さんも娘も食べていないことが判明。
多大な顰蹙をかいました。
そこで、通販で取り寄せたのです。
大盤振る舞いの6袋。
6袋買えば、送料無料になるからですけどね。
もちろん新潟のはっか糖です。
ここで疑問。
確かに「はっか糖」はハッカの香り、味がしますが、
どのように添加されているのでしょうか。
ハッカと聞くと、あの草を思い出します。
ここでも道草 洗濯場の遺構にあったのはミント(ハッカ)でした(2023年12月17日投稿)
この記事に載せた写真です。
このハッカの香りが、どうやってあのお菓子に添加されるのか?
成分を見てみます。
原材料名のところに、「ハッカ」がありません。
むむ?
調べていたら、まさにこのはっか糖を作っている
関口製菓(新潟県十日町)の社長にインタビューしている記事を発見。
全国お取り寄せ手帖 新潟・十日町市で昔から愛されている 関口製菓「はっか糖」は清涼感と上品な甘みが魅力
一部引用します。
はっか糖は、砂糖と水飴、そして「ハッカ脳」という薄荷草からとっ
たハッカ成分を結晶化させた物を使った、シンプルなお菓子です。と
くに魚沼地方では、ハッカがごくありふれた植物として身近に自生し
ているので、昔から親しまれてきました。一説には、上杉謙信がはっ
か草の栽培を奨励したと言われています。織物の工場などでは、狭い
ところでたくさんの人たちが働いていたんですね。まだ冷房のなかっ
た時代ですから、涼をとるために、はっか糖が役立っていました。は
っか糖を食べて水を飲むと、体がヒヤッとするのです。夏のためのお
菓子でした。さらに、ハッカはメントールが主体なので、疲れが取れ
るともいわれています。漢字で「薄荷」と書くのは、きつい荷運びの
際に食べると荷が軽くなるように感じるからです。糖分の補給で元気
が出て、疲れを癒す食べ物として、農作業や機織りの合間の茶菓子と
しても親しまれてきました。大掛かりな道具も必要なくシンプルな原
料で作れるので、魚沼地方では、小さいお菓子屋さんにも必ず置いて
ありましたし、まんじゅうなどと同じように馴染みのあるお菓子でし
た。
なるほどです。
原材料名の「香料」が「ハッカ脳」なのでしょう。
その他にも、勉強になる文章です。
「薄荷」の漢字のいわれもいいですね。
ハッカの成分と、砂糖、水飴は、
昔は涼をとり、疲れを癒すものとして重宝だった歴史が
あるのですね。
まだ気になるのが「ハッカ脳」
ハッカ脳は結晶で、ハッカ油は油。
どう違うのか、どうも納得のいく説明が、
今のところネット上にはないです。
これはどうだろう?
このサイトからの写真を転載。
乾燥させたハッカを、水蒸気蒸留させてできたのが、
ハッカ油。
ハッカ油を結晶化させたのが、ハッカ脳。
ハッカ脳のほうが、結晶化させているので、純粋なのかな。
こんな理解でとりあえず行こう。
原材料名で、香料ではなくて、ハッカ脳でもいいのに。
「ハッカ脳」の時の「脳」にはどんな意味があるのかも
気になっていましたが、
上の写真に説明がありました。
※「脳」とは「主要な」という意味です。
なるほど。ハッカの成分の重要なものを
凝縮したものなのでしょう。
この「脳」の意味は、国語辞典には書いてありませんでした。
6袋の「はっか糖」
まだもう1袋残っています。
分け合って食べようと思います。
※大河ドラマ「光る君へ」最終回。
始まります。午後7時55分。
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