平安時代の庶民のトイレ事情/箆棒(べらぼう)
今日は令和6年11月15日。
YouTube動画を見る毎日。
いい勉強になります。
このブログに記事として書き留めたいものは、
それこそ毎日ありますが、なかなかできません。
今朝は頑張る。
この動画。
「かしまし歴史チャンネル」です。
この動画の1分40秒頃から、平安時代の庶民の
トイレ事情の話をしてくれています。
それが、来年の大河ドラマのタイトルに関係していて、
楽しいなと思ったので、聞き書きします。
いわゆる庶民のトイレって言うのは、
街の一角、廃屋だったりとか、茂みのあるようなところで、
言ったら、野ざらしですよね、そのままやる、
そういうスタイルでした。
昔よく言われていた「野グソ」でございますね。
みんながしてるもんだから、その辺り一体、
糞尿まみれであるわけですよ。
そこへ、庶民のことだから、素足とかで行くと、
ぐちゃぐちゃになっちゃうので、
一様、共同の高下駄っていうのが置いてあって、
それを履いて、高下駄で行くから、下の方は汚れるけど、
足は汚れないで済む。
そこでトイレをする。
トイレの様子をイメージしてもらうには、
「餓鬼草紙(がきぞうし)」というのがあるんですけど、
これは平安後期ぐらいの絵なんですけど、
庶民のトイレ事情は、そこまで変わっていないと思うので、
これを参考にしていただくといいんですけど、
「餓鬼草紙」のなかで、糞を食べる食糞餓鬼がいる。
「餓鬼草紙」なので、いろいろな餓鬼が出て来るんですけど、
人間の糞を食べる餓鬼の絵があって、
そこのところに、当時の人が用を足している姿が描かれているので、
わかりやすいと思う。
高下駄で、行き交う人がいる街の一角でやっている人が
描かれているので、こんなところでやっていたのかとわかります。
そこでね、用を足している子どもが、
棒みたいなものを持っているんですよね。
この木のへらみたいなものを、「籌木(ちゅうぎ)」と言って、
当時のトイレットペーパー。
庶民にとって、紙なんて高級品なので、用を足した後に、
お尻を拭くために、紙は使えないわけですよ。
貴族さんだったら、反古って言って、書き散らかしたやつとか、
捨てるような紙を使うこともあったんだけど、
貴族でも籌木を使うこともあったんで、
木のへらのようなものでこそぎ落とすことをしていました。
その籌木も、「餓鬼草紙」のなかに描かれています。
「籌木」の歴史は長くて、平安時代から、ずっと使われ続けて、
江戸時代も使われていたんですよ。
江戸時代は、これを「糞箆(くそべら)」と呼ぶようになります。
江戸時代にさ、よく「べらぼうめ」ていう相手を罵る言葉があるでしょ、
「べらぼう」というのは、「糞箆」のことなの。
つまりお前は、「トイレットペーパー野郎だ」
「人のお尻を拭いた紙みたいな奴だ」ということでした。
(クーさん)あれ?次の大河・・・
次の大河は江戸時代なので、そういう言葉が出て来るかもしれません。
元になったネタとかが出てくると、
面白いだろうね。
以上です。
クーさんは、来年の大河ドラマのタイトルに触れたのだと思います。
NHKホームページより。
きりゅうさんは、「江戸時代なので、そういう言葉が出てくるかも
しれません」と言っていますが、出てきてますよ、
なんと言ってもタイトルですから。
この話、子どもにも話をしたいけど、
下駄がわかるかな。
次の写真を用意しておこう。
子どもたち、履いたことがあるかな。
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