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2024年11月15日 (金)

平安時代の庶民のトイレ事情/箆棒(べらぼう)

   

今日は令和6年11月15日。

  

YouTube動画を見る毎日。

いい勉強になります。

このブログに記事として書き留めたいものは、

それこそ毎日ありますが、なかなかできません。

今朝は頑張る。

  

この動画。


YouTube: 【まとめ動画】平安トイレ事情

「かしまし歴史チャンネル」です。

この動画の1分40秒頃から、平安時代の庶民の

トイレ事情の話をしてくれています。

それが、来年の大河ドラマのタイトルに関係していて、

楽しいなと思ったので、聞き書きします。

  

いわゆる庶民のトイレって言うのは、

街の一角、廃屋だったりとか、茂みのあるようなところで、

言ったら、野ざらしですよね、そのままやる、

Img_8446

そういうスタイルでした。

昔よく言われていた「野グソ」でございますね。

Img_8447

みんながしてるもんだから、その辺り一体、

糞尿まみれであるわけですよ。

そこへ、庶民のことだから、素足とかで行くと、

ぐちゃぐちゃになっちゃうので、

一様、共同の高下駄っていうのが置いてあって、

Img_8448

それを履いて、高下駄で行くから、下の方は汚れるけど、

足は汚れないで済む。

そこでトイレをする。

トイレの様子をイメージしてもらうには、

「餓鬼草紙(がきぞうし)」というのがあるんですけど、

Img_8449_2

これは平安後期ぐらいの絵なんですけど、

庶民のトイレ事情は、そこまで変わっていないと思うので、

これを参考にしていただくといいんですけど、

Img_8450_2

「餓鬼草紙」のなかで、糞を食べる食糞餓鬼がいる。

「餓鬼草紙」なので、いろいろな餓鬼が出て来るんですけど、

人間の糞を食べる餓鬼の絵があって、

そこのところに、当時の人が用を足している姿が描かれているので、

わかりやすいと思う。

高下駄で、行き交う人がいる街の一角でやっている人が

描かれているので、こんなところでやっていたのかとわかります。

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そこでね、用を足している子どもが、

棒みたいなものを持っているんですよね。

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この木のへらみたいなものを、「籌木(ちゅうぎ)」と言って、

当時のトイレットペーパー。

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庶民にとって、紙なんて高級品なので、用を足した後に、

お尻を拭くために、紙は使えないわけですよ。

貴族さんだったら、反古って言って、書き散らかしたやつとか、

捨てるような紙を使うこともあったんだけど、

貴族でも籌木を使うこともあったんで、

木のへらのようなものでこそぎ落とすことをしていました。

その籌木も、「餓鬼草紙」のなかに描かれています。

「籌木」の歴史は長くて、平安時代から、ずっと使われ続けて、

江戸時代も使われていたんですよ。

江戸時代は、これを「糞箆(くそべら)」と呼ぶようになります。

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江戸時代にさ、よく「べらぼうめ」ていう相手を罵る言葉があるでしょ、

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「べらぼう」というのは、「糞箆」のことなの。

つまりお前は、「トイレットペーパー野郎だ」

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「人のお尻を拭いた紙みたいな奴だ」ということでした。

(クーさん)あれ?次の大河・・・

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次の大河は江戸時代なので、そういう言葉が出て来るかもしれません。

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元になったネタとかが出てくると、

面白いだろうね。

  

以上です。

クーさんは、来年の大河ドラマのタイトルに触れたのだと思います。

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NHKホームページより。

  

きりゅうさんは、「江戸時代なので、そういう言葉が出てくるかも

しれません」と言っていますが、出てきてますよ、

なんと言ってもタイトルですから。

  

この話、子どもにも話をしたいけど、

下駄がわかるかな。

次の写真を用意しておこう。

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子どもたち、履いたことがあるかな。

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