三橋TV 日本のインフラ整備② 超巨大コンテナ船を建造できるけど・・・
今日は令和6年8月29日。
前記事の続きです。
この動画に関する記事です。
YouTube: 韓国以下の日本の海運〜インフラ整備をサボった小泉政権の罪[三橋TV第897回]三橋貴明・菅沢こゆき
日本の造船業は頑張っていて、大きなコンテナ船を
昨年建造したことを書きました。
日本は、このように世界最大級のコンテナ船を建造できますが、
困ったことに、この大きな船が入れる港が、
日本には1つしかないそうです。
三橋さんは、動画の中で、横浜の何とか埠頭と言ってます。
その何とかが不明。
そもそも「埠頭」の意味。
横浜中華街をもっと知ろう ふ頭の役割や種類ってどんなものがあるの?
ここで調べました。
港湾において船客の乗降や貨物の荷役を行うための場所のこと
と書いてありました。
そしてこのサイトに、いろいろな横浜港の埠頭名が書いてあって、
その中の「本牧埠頭」がピンと来ました。
これだ!
ここに写真と説明がありました。
ここ以外の港では、深さが足りなくて、大型船は入れないそうです。
例えば、アメリカから大型船で荷物を運んできた時には、
まずは韓国の釜山に寄ります。
釜山には、大型船が入れる港があるからです。
釜山で、荷物を小分けにして、日本に運んでくるそうです。
こんなのは発展途上国だといういう発言が続きます。
24000TEUの大型船だと、深さが18m必要。
その1段階下が、深さ16mの深さですが、
その深さのある港でさえも、日本には数港しかないそうです。
国内の一番大きなコンテナ船は1600TEU。
桁違いに、小さな船です。
この船だったら、日本の港は、どこでも入れるそうです。
ここで次の表が示されます。
コンテナ取り扱い個数を港でランキングしたものです。
1980年には、神戸が4位に入っていますが、
2021年は、ランク外。
東京が41位。神戸は73位。
なんでこうなってしまったかというと、
大きなコンテナ船が、日本の港に入れないからです。
なぜこうなったか?
これが理由ということで、グラフ図が示されました。
国がどれだけ公共資本投資をしたかがわかるものです。
1996年をピークに、どんどん減りました。
そして2011年を底に、少しずつ増えてきていますが、
1996年との差は、15兆円ほどです。
なぜ公共資本投資が増えなかったかというと、
緊縮財政をしたからです。
このまま国債が増えると、日本が財政破綻してしまうので、
財務省が誘導して、緊縮財政をしたのです。
公共資本投資がされなかったので、
港の深さが改善されませんでした。
その結果、同じ物を作っても、日本製品は高くなってしまいます。
なぜかと言うと、荷物を一度釜山に持っていかないといけないからです。
そこでコストがかかるので、高くなってしまいます。
中国や韓国は、いっぺんにアメリカに持っていけるけど、
日本はそうはいかない。納期も長くなってしまいます。
日本の競争力は落ちてしまいました。
国際競争力のない日本になってしまいました。
政府が緊縮財政をしている証を、
他にも身近に見ていました。
次の記事で書きます。
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