夏休みの職員作業/側溝のどぶさらい
今日は令和6年7月30日。
昨日の午前中は、勤務校の職員作業。
私は若い頃から職員作業が好きです。
いい思い出があります。
若い頃、当時の勤務校の近くのグラウンドで、
飯盒炊爨の準備を、職員で行なったことがありました。
物を運んで、セッティングとかしたと思います。
詳しい作業内容は忘れてしまったのですが、
とにかくみんなで一緒に作業をして、成し遂げることが、
こんなに楽しいんだと認識し、
今でもその時の喜びが忘れられなくて、
職員作業は好きになりました。
本当は昨日は年休にしてあったのですが、出勤。
取り仕切る校務の先生から、
「え、参加してくれるの?」と言われ、
「どこか割り振ってください」とお願いしました。
分担表を見て「側溝の掃除でもいいですか」と提案。
重たいコンクリートの蓋を外して、側溝の汚泥を取る。
これこそ「ザ、職員作業」に思えました。
最初は自分を入れて男の先生3人で、
途中から男の先生が2人、助っ人に来てくれて、
自分の仕事が済んで、他の場所に助っ人で加わる。
これも職員作業あるあるの光景で、嬉しいことです。
重たい側溝のコンクリートの蓋は、ガチガチに固定されて、
びくともしません。
ツルハシで、下から突き上げて、蓋が動くまでやります。
蓋が固定が解除されて、動くと、2人がかりで持ち上げて、
蓋をどかします。実に重たい。筋肉を使います。
今朝、まだ腕の筋肉に後遺症が残っています。
蓋を4つどかして、側溝の中の汚泥をさらい始めます。
側溝の幅が狭いので、小さなスコップを使います。
交代でさらい、一輪車の中に投入します。
自然と「じゃあ、泥を捨ててきます」という人がいて、
「もう1台、一輪車があったほうがいいね。持ってくるよ」
と動く人がいます。
私は「7月9日からの腰痛」だったはずですが、
不思議と蓋を持っても、スコップですくっていても、
痛みがありませんでした。
炎天下、汗びっしょりで、目に入る汗を、
泥で汚れた手袋の、わずかに残ったきれいな部分で、
拭って作業を続けました。
助っ人がありがたかった。
交代で泥を救っている時に、一休みができました。
きれいになった側溝に、コンクリートの蓋をはめるのも交代です。
交代っていいですよね。
お互いのためになっています。
相手を休ませて頑張る。相手の頑張りに甘えて一休みする。
終わりが近づくと、使った道具を洗い出す人がいます。
ホースを引っ張ってきて、水流で道具についた泥を落としてくれています。
気がついたことをやる。気働きも美しい。
暑いので、作業時間は1時間限定でした。
でもたった1時間で、側溝掃除は進みました。
「進んだね」「思ったよりできた」という声。
いつも掃除の時間に、側溝掃除を進めていた先生が、
「いつもは僕1人と、子どもとやっているけど、
大人が複数人でやると早いなあ」と言っていました。
充実の1時間ちょっとでした。
教職員は、協力することが大事だとは思いますが、
普段の授業などは、教職員1人1人の頑張りが中心です。
休み中の職員作業は、いいです。
暑さの中でもやる意義があります。
きっと昨日の作業は、私の思い出に残ると思います。
泥で汚れるような仕事でいいのです。
職員室に戻って、用意してくれたアイスクリームを、
冷蔵庫から出して食べました。
普段より美味しいアイスクリームでした。
職員作業を頑張ったご褒美?
作業中に、泥の中からミミズが出てきました。
3匹。
好天気が続いて、運動場の土が渇き、
ミミズ探しに苦労するぞと思っていたけど、
予想外の場所で手に入りました。
たった1匹残ったヤゴに与えました。
ミミズ以外に、もう1匹、楽しい昆虫を手に入れました。
その話は次の記事で。
最後に、この記事のタイトルを考えた時に、
「どぶ」という言葉が浮かびました。
「どぶ」・・懐かしい響きです。
ただ「どぶ」は、私は側溝の意味で使いますが、
他府県ではその限りではないようです。
また書きます。
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