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2024年5月22日 (水)

接写して気がついた疑問/アゲハの幼虫が糸を吐く

   

今日は令和6年5月22日。今日も「即今着手」

  

接写レンズで写真を撮ったことで始まった面白いこと。

  

昨日、急遽、空き時間になった時間に、

教室にあるアゲハの蛹を接写レンズで撮影しました。

とてもきれいな色だったので、しっかり撮影しておこうと

考えました。

  

Img_5767

Img_5769

こうやって写真を撮っていて、気になったのが、

蛹を支えている糸です。

自分が思い込んでいたのは、

糸は体から直接出ていると思っていました。

でもよく見ると、糸は蛹の胴体を丸く包んでいます。

その点がわかりやすいように撮ってみました。

Img_5770

ね、明らかに糸は蛹をぐるっと囲んでいます。

いったいどうしたら、このように糸をセットすることが

できるのだろう。

気になりました。

検索してみました。

その結果、この動画に辿り着きます。

アゲハが前蛹になる時に糸で輪を作る(unnokazuo)

Img_5802

Img_5803


口から糸を出して、糸の両端は木に貼り付けて、

輪を作っています。

そしてその輪の中に、自分の体を器用に入れます。

Img_5804

Img_5805

この動画は、前半が50倍速。後半が5倍速。

輪をくぐる瞬間をゆっくり見るには、5倍速で。

7分43秒からがその瞬間です。

見応えがありますよ。

  

この海野和男さんは、昆虫に関して有名な人ですよね。

ついでに見たのがこの動画。

アゲハ蛹化の糸玉作り(unnokazuo)

  

皆さん、知っていましたか。

幼虫は、蛹になる前に、胴体に糸を巻くだけでなく、

お尻の部分にも、糸玉を作って、

お尻を固定することを。

私はこの動画で初めて知りました。

  

動画の説明を引用します。

  

蛹になる時に、蛹が落ちないように、おしりを引っ掛ける糸玉をつく

ります。お尻の先にはたくさんのかぎ爪が付いていて、ちょうどマジ

ックテープのような構造です。5倍速で編集しています。

  

Img_5808

糸玉を作ります。

向きを変えます!

Img_5809

糸玉のところにお尻が置くように調節します。

Img_5810

Img_5811

  

ああ、この様子を生で見たい。

ちょうど、教室には蛹になる時期の幼虫がいました。

学校でも観察。持ち帰って家でも観察。

しかし、糸を吐くところは見ることができませんでした。

寝て、起きたら、こうなっていました。

Img_6458

私が寝ている間に、糸を吐いて完了していました。

見ることはできませんでした。

次の変化。

脱皮して蛹になるのはいつだろう。

今日の授業中に起こったら、その授業に来た子どもはラッキーです。

目を離さないようにしよう。



  

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