通算8900本目の投稿/20230916キミヤーズ塾③ フィボナッチ数列 対話で賢く
今日は令和5年11月12日。
前の記事の続きです。
村上公也先生は、ホワイトボードに数字を書きました。
これは数列です。ある決まりで並んでいます。
1 1 2 3 5 8
ここまで書いて、教え子の子どもに、
「続きがわかるか」と聞きました。
子どもは、しばらく眺めて、続きを書きました。
1 1 2 3 5 8 13 21 34 55 89 144
わけわからず。
タネ明かし。
前の二つの数字を足した数なんだそうです。
なるほど。
そしてこの数列には名前があるそうです。
会場で耳で聴いた時には「イボラッチ数列」と聞こえ、
メモをしましたが、ネットで調べたら、正確に名前がわかりました。
フィボナッチ数列です。
この数列は、自然界に存在するという説があるそうです。
このサイトによると、植物の花びらの枚数は、
フィボナッチ数列の数字が枚数になっているものが
多いのだそうです。
ただ、他のサイトを見ると、必ずしも、
フィボナッチ数列の数と花びらの枚数は
一致しないという説もあります。
その真偽はどうなんでしょうね。
それにしても、村上先生は、こんな難しい数列を
子どもたちに触れさせています。
子どもたちは数学を楽しんでいるようです。
それは村上先生の嗜好に大きく左右されています。
村上先生は数学に興味があり、興味があることを
子どもたちに伝えているので、
子どもたちは、数学を楽しんでいるのです。
これでいいのだと思います。
教えている先生が興味のあることを、
どんどん子どもたちに伝える。
先生が興味を持っているので、
どうにか伝えたいと工夫します。
だから伝わっていきます。
村上先生が言われた言葉。
「隠れた才能がある子は山ほどいる。
先生がその才能を見つけてあげないと、
『できない子』になる。」
できない子の存在は、先生の責任なんだと厳しい。
さらに言います。
「私はプリント学習をやっていない。
子どもたちとの対話して、遊んでできる」
子どもたちと対話しながら、賢くしていくのが
村上先生。
確かに実践しているからすごいです。
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