映画「トロイ」(2004年)を観ました
今日は令和4年7月16日。
前記事のつづきのような内容。
映画「トロイ」(2004年)をさっそく観ました。
ネタバレになる記事です。
その点、お願いします。
2004年の映画だから、すでに観た人はたくさんいるかな。
私は初めて観ました。
前記事で紹介した動画のような神々が登場するシーンはなく、
人間によるストーリーでした。
主役はアキレス。ブラッド・ピットが演じていました。
アキレスについては、この機会に
を熟読しました。
それを読むと、映画は、神様は出てこないけれども、
ストーリーはギリシア神話にわりと忠実だと思いました。
トロイの王子のヘクトルとの戦いは、
映画では接戦でしたが、ギリシア神話では、
ヘクトルが逃げ回っていたようです。
ヘクトルを討ち取った後に、
アキレスはヘクトルの死体をひきずって
味方の陣営に持っていくところは神話通りでした。
そこまでやらなくてもいいのにと思っていたら、
そこは神話通りだったのです。
そしてトロイの王プリアモスが、息子ヘクトルの死体を
返してほしいとやってくるところも神話通りでした。
プリアモスを演じていたのが、
ピーター・オトゥールだったのには感動しました。
ピーター・オトゥールの青い目はひきこまれます。
目の演技はさすがです。
トロイ軍とギリシャ軍の、ともに大軍がぶつかり合うシーンは
迫力満点でした。
どうやって撮影したのでしょうか。
CGなのかなあ。
何万という人数を集めての撮影なのかなあ。
授業で古代ギリシャ・ローマの歴史を教える時は、
今年度はすんでしまいました。
もし、また機会があった時には、
この大軍同士がぶつかり合うシーンを見せたいなと思います。
そして、トロイの木馬の話についても
紹介したいと思います。
1時間で、古代ギリシア・ローマを教えろという指導要領は、
無茶苦茶だなあと思います。
今年度は、ポンペイに関するものと、
映画「ベン・ハー」の戦車レースの映像を見せました。
これにギリシア神話を足したら、
1時間では溢れてしまいます。
映画のアキレスの最期は、トロイの王子パリスの放った矢が
踵に当たり、さらに腹部にも2本の矢を受けて死にます。
腹部に刺さった矢をアキレスは抜き取りますが、
踵の矢は抜くことができずに死にます。
踵に矢が残った状態であおむけになって死ぬアキレス。
カメラは上空から、アキレスを映していました。
アキレスは踵に弱点をもつというギリシア神話を意識した
死に方だったと思います。
ギリシア神話との違いで賛否両論があった映画のようですが、
映画がきっかけでギリシア神話の世界に関心をもつことも考えられます。
こんな映画があってもいいなと思います。
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