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2020年12月31日 (木)

「比ぶ者なき」③ 「白村江」の戦い

  

今日は令和2年12月31日。

  

前記事に引き続き、

「比ぶ者なき」

(馳星周著/中公文庫)より。

   

もう一つ引用します。

再び著者の馳星周さんと

漫画家の里中満智子さんの対談からの引用。

  

里中:当時の外交を考えると、天智、天武、持統の三人の天皇がいな

 ければ、日本という国は無くなっていたかもしれません。白村江の

 戦いで敗け、百済再興の芽がなくなると、日本は鎖国状態にして国

 内を固めていきます。歴史書の編纂を急いだのも、日本には独立国

 としての歴史があると示さなければ、唐に飲み込まれる危険があっ

 たからです。

馳: 律令を編纂し、平城京を建設したのも同じ理由ですね。

里中:そうです。

(580p)

  

「白村江」といえばこの本。

ここでも道草 「白村江」① 高句麗の戦いの歴史(2020年2月26日投稿)

この本では、日本はわざと白村江で敗けたとしていました。

それはそれで理由がありました。

 

 

今年は「白村江」で始まって、「白村江」で終わる。

こんなふうにまとめたくなる残り時間です。

ジャスト午後10時でした。

  

  

新しい年になって最初に読む本は決めています。

「天使のゲーム 下」

(カルロス・ルイス・サフォン著/木村裕美訳/集英社文庫)です。

サフォンの本を知ったのは今年でした。

来年も引き続き読みます。

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