映画「谷中暮色」を見ました
今日は令和2年8月11日。
映画「谷中暮色(やなかぼしょく)」(2009年)
を見る機会を得ました。
天王寺の五重塔のことを知ったのは、
2018年12月でした。
※ここでも道草 昭和32年7月 東京都天王寺五重塔炎上(2018年12月15日投稿)
昭和32年7月に五重塔が炎上する写真は、
強く印象に残りました。
そして炎上している五重塔を8mm撮影した映像が発見され、
それを取り入れた映画「谷中暮色」のことを知りました。
※ここでも道草 「警官の血」より/刑事柴田三郎 「谷中暮色」が見たい(2018年12月30日投稿)
映画の中で、五重塔は炎上していました。
実際に撮られた映像と、
現在の谷中で炎上するCG映像が交錯しました。
これが見たかったと思いながら見ました。
写真であれ、映像であれ、五重塔が炎上するシーンは、
心を揺さぶられるものでした。
何か創作したいと思うものだと思います。
実際に小説が書かれ、映画が作られ、
私はささやかにブログに書いています。
映画で、五重塔再建の動きがあることを知りました。
炎上してから63年。
映画の中にも、五重塔の思い出を語る谷中の人たちが
登場しました。
五重塔がそこにあるのは当たり前の風景になっていたそうです。
そんな人たちが存命なうちに再建されるといいなと思います。
再建されることで、昔が今になる体験ができるからです。
忘れていたものが次々に浮かんで、
長く生きてきたことを感じることができると思います。
佐々木譲の「警察官の血」を読み、
実際に出かけていって谷中を歩き、
幸田露伴の「五重塔」を読み、
そして映画「谷中暮色」に行きつきました。
貴重な体験でした。
これで「再建」なんてことになったら、
自分史上スペシャルな体験になるでしょう。
どうなるかな?
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