「五重塔」③/パッションは若者も年輩者も必要
今日は令和2年8月11日。
「齋藤孝の音読破4 五重塔 幸田露伴・作」
(小学館)からもう少し引用します。
「解説」で齋藤孝さんが次のように書いていました。
今の若者は、働く気持ちに火がつかない人が多いようですが、働
く意欲を呼び起こす鍵は「ミッション・パッション・ハイテンショ
ン」の三つだと私は思います。
(261p)
十兵衛は、この3つがあったというわけです。
五重塔を立てるという使命(ミッション)をいただきました。
使命を与えられた十兵衛は情熱(パッション)を燃やします。
そして大変な傷を負っても、
仕事に向かうのはまさにハイテンションです。
映画「谷中暮色」のシーンの中で、かおりが加藤勝ひろさんに
どうやったら、五重塔の炎上の映像が手に入るのか
聞く場面がありました。
加藤さんは、かおりさんに「熱意を見せなさい」と言っていました。
その時の、英語の字幕に目がいきました。
Show me your passion.
「パッション」でした!
ここでもパッションにお目にかかりました。
齋藤孝さんも、加藤勝ひろさんも、
若者にパッションを求めるところで共通しました。
それは若者だけではないと思います。
退職が迫ってくると、
あんまり情熱・熱意(パッション)を示すと、
浮いちゃうかなと思う気配も感じますが、
まあ構わずやっていこう。
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