「五重塔」② 「莞爾」と書いて「にこり」と読む
今日は令和2年8月11日。
前記事に引き続き、
「齋藤孝の音読破4 五重塔 幸田露伴・作」
(小学館)のことを書きます。
もう2p載せたいところがありました。
右から7行目の最後に注目してください。
「莞爾」と書いて「にこり」と読ませています。
これに驚きました。
「莞爾」と見て思い出すのは、「石原莞爾」です。
満州事変の首謀者の1人とされる陸軍軍人です。
そんな勇ましい人の名前「莞爾」の読みが「にこり」!
漢字の意味を調べましょう。
「莞」=にっこり笑うさま
「爾」=他の語の下について状態を表す
なるほど。
「莞爾」は「にっこり笑っている状態」だったのです。
生まれた時はやっぱり「莞爾」だったのでしょうね。
歴史で知る「石原莞爾」とのギャップに驚きました。
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