「阿・吽(あ・うん)」7巻/唐から帰った最澄・青龍寺を訪れた空海・端午節
今日は令和2年5月14日。
「阿・吽」7巻(おかざき真里作/小学館)を読みました。
この巻の前半部。
桓武天皇の死が迫ります。
急きょ唐から帰国した最澄は、
天皇に会うことを望むが叶いません。
中後半部。
唐の長安にいる空海は、青龍寺の恵果和尚を訪ね、
その下で過酷な修行を積みます。
恵果和尚は、空海を後継者として認めます。
難しいマンガです。
空想の産物ならだいたいわかればいいかと思えますが、
事実に基づいているストーリーのようなので、
社会科教師としては食らいつきたい気持ちで、
3回どおり読みました。
「最澄と空海は、ぞりゃあテストに出るから覚えておいてよ」
と言ってた言葉の軽いこと、軽いこと。
最澄と空海のやったことをマンガでなぞるだけでも、
とても大変です。
「灌頂(かんじょう)」が重要語句ですがよくわかりません。
ほとんどページ数が書かれていない本なので、
何話目かで示します。
第37話の中で「端午節」について説明しています。
引用します。
起源は、河に身投げをした
詩人屈原(くつげん)の命日等諸説ある。
中国旧暦で夏の盛りのこの時期、
疫病予防の慣習として定着した模様。
日本では戦国時代に
菖蒲→勝負
との見立てで男子の節句として広まった。
今は「疫病予防」という言葉に敏感に反応してしまいます。
絵でも説明してくれています。☟
本編と違って、コラムっぽいページはわかりやすいです。
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