「日曜美術館 疫病をこえて 人は何を描いてきたか」
今日は令和2年5月14日。
「何に時間を使うか」
やりたいこと、やるべきことはたくさんあります。
私に与えられた時間は無限ではありません。
「何に時間を使うか」
最近、自問することが多いです。
今からは、「番組についてブログを書くことに時間を使う」
と決めて、うちはじめました。
4月26日放映の「日曜美術館 疫病をこえて
人は何を描いてきたか」を昨日見ました。
勉強になりました。いい番組でした。
45分間番組ですが、ここ ☟ を見ると、
5分ほどで番組の内容がわかります。
※チャンスはピンチだ。響くアートの愛好家 日曜美術館「疫病をこえて 人は何を描いてきたか」
すごいサイトです。
適度に写真があり、聞き書きは完全です。
なぜこんなに完全な仕事ができるのでしょう。
番組のことをブログに書こうとすると、
写真を撮ったり、聞き書きしたり、けっこう時間がかかります。
「響くアート愛好家」さんのお陰で、
そこにかける時間が浮きました。
印象に残ったところのみ、書き留めます。
引用したり転載させていただきます。
〇法隆寺の釈迦三尊像の光背に刻まれた銘文によると、
622年に聖徳太子は病で亡くなった。
同時期に太子の母、后も亡くなっていて、疫病であったらしい。
〇12世紀末の絵。
疫病が鬼で表されている。
真ん中が疫病を退治する神様。
4本の腕を使って、鬼を捕らえ、酢に漬けて食べている。
「こういう風に疫病に特定の姿を与え、その振る舞いを
理解することが絵巻を見る鑑賞者たちにとっては
安心につながっていったのだと思います。
これは例えば現代電子顕微鏡で捉えたウイルスの姿が
メディアで報道されると、こういうものかと、
まずは理解の第一歩につながる。
そのことに似ているのかもしれません」
【山本聡美さん(日本美術史)】
〇京都 祇園祭
豪華絢爛で知られる祇園祭も、そもそも平安時代の初めに
疫病封じのために始まった。
「その闇が深ければ深いほど、
光は強く美しく目に映るわけじゃないですか。
周りで疫病が蔓延し、人々がたくさん亡くなって。
暗い時代において人はより強く光を希求すると。
それを具現化するものとして美術が絢爛豪華になるって言うのは
我々人間が持っている心の在り方なのかなっていうふうに
感じます」【小野正嗣】
〇アマビエ
新型コロナウイルス感染拡大後、SNS上に「アマビエ」の絵が
次々にアップされている。
〇アマビエが描かれた唯一の史料 ☟
「江戸時代の終わり頃、弘化3年の日付が入っている瓦版という
江戸時代のメディアなんですけども、そのかわら版の中に
出てくる物で、右側の文章については肥後国、
今の熊本県の海の中にアマビエと名乗るものが現れて、
その後6年間の豊作と疫病の流行を予言する。
さらにその後自分の姿を写して人々に見せなさいといって
海の中に去って行ったと書かれています」
【福井県文書館の長野英俊】
〇アマビコ
アマビコ(海彦)の史料はたくさんある。
☟ この錦絵は明治15年にコレラが流行した時に
感染予防のお守りとして街中で売られたもの。
アマビコも疫病から守ってくれる妖怪。
以上です。アマビエとかアマビコをこの番組で初めて知りました。
今はアマビエがお守りになっているのですね。
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