映画「アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場」を見る
今日は令和2年3月12日。
今週2本目の映画を見ました。
昨日書いた記事で紹介した映画です。
※ここでも道草 「独ソ戦」② 「大祖国戦争」 報復感情を正当化(2020年3月11日投稿)
2017年製作の
映画「アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場」
(TUNTEMATON SOTILAS/UNKNOWN SOLDIER) です。
ここで予告編を見ることができます。☟
予告編の写真を並べます。
フィンランドの人口が551万人(2018年12月現在)なので、
5人に1人は映画館に足を運んだと単純に思います。
今年の2月に
「フィンランドの教育はなぜ世界一なのか」
(岩竹美加子著/新潮新書)を読んだことで
第2次世界大戦中にフィンランドは2回ソ連と戦争をしたことを
知りました。
1939年11月にソ連が侵攻してきた時には、
3カ月戦って、多くの犠牲を払って独立を守りました。
冬戦争と呼ばれます。
1941年6月から1944年9月までは、
ナチスドイツと同盟を組んでソ連と戦います。
冬戦争の継続ということで、フィンランドでは継続戦争と呼ばれます。
ソ連に敗れた後、フィンランドは残留するドイツ軍を排除するために、
ドイツ軍とも戦います。
そんな知らなかったフィンランドの歴史が、2月以降、
私の頭の中に流れ込んでいます。
上記の「映画.com」に載っていた感想を転載。
中年熟練兵士ロッカのセリフ、表情がこの作品の製作者達の
戦争への思いを表していると思う。
「家族のため、奪われた土地を取り戻すために戦っている、
国や上官のためじゃない」
敗走する兵士達を止めようとする太った上官を見つめる哀しげな眼差し。
この上官というのがドイツ軍人です。
敗走するフィンランド兵士を、銃で脅しながら
留まるように命じます。(7枚目の写真)
その時のロッカの哀しげな眼差しは、私も印象に残りました。
「独ソ戦 絶滅戦争の惨禍」(大木毅著/岩波新書)を読んで
ドイツ軍の敗北が決定的になっても、
ヒトラーの命令で最後まで戦わされたドイツ軍のことを知りました。
当時のドイツ軍の様子がわかるシーンでした。
いい映画でした。
これも教材研究。
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