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2020年3月13日 (金)

「ゼンメルワイスの闘い」② 世界手洗いの日/CDC

  

今日は令和2年3月13日。

  

昨日の記事に引き続いて、

手洗いの疫学とゼンメルワイスの闘い

(玉城英彦著/講談社/2017年)より引用します。

 
国際連合(国連)は、「国際衛生年」であった2008年から、

毎年10月15日を「世界手洗いの日:Globai Handwashing

Day」と定めた。今さら感がないでもないが、世界のリーダーた

ちが「世界手洗いの日」という特別の日を設定する背景には、感

染症予防に対する”手洗い”の重要性が再認識されてきていること

があると思われる。つまり、手洗いや衛生の効果は明らかである

が、個人のレベルでも政策のレベルにおいても、その重要性が認

識されず、行動としての優先度が低いことにも一因がある。

(15~16p)

  

この本を読んで、手洗いの歴史を知って、

手洗いの意識は確実に上がったと思います。

新型コロナウィルスが流行する今、

手洗いは重要な予防方法として励行されています。

本当に効果があることなのです。

やるべきです。

身近では、息子がまだできていないので、勧めよう。

  

  

特にここ40~50年、院内感染対策の重要性が強調され、医療

従事者のとくにその汚染した手が感染源となって院内感染を発生

させていることが知られるようになってきた。そこで特に重要な

役割を果たしたのが、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタに

あるアメリカ合衆国保健福祉課(HHS:Department of Health

Services)所管の感染症対策の総合研究所「CDC」(Centers

for Disease Control:アメリカ疾病予防管理センター)である。

その背景には、アメリカにおける耐性菌による院内感染の流行が

多発し、問題が深刻であったため、どこの国よりも先だって医療

従事者が問題認識を共有したことと無関係ではない。1981年

にCDCの院内感染プログラムは「院内感染予防対策のガイドライ

ン」と「病院環境対策のためのガイドライン」を発刊し、院内感

染予防対策を推し進めていった。

(20p)

  

 

現在の新型コロナウィルスのニュースで、

「CDC」についてよく耳にしていました。

その「CDC」が、この本に登場しました。

耐性菌による院内感染の流行がCDCを生んだのですね。

いい機会なので、Wikipediaを見ました。

  

次のように書いてありました。

  

1946年に創設され、

アメリカ国内・国外を問わず、人々の健康と、

安全の保護を主導する立場にあるアメリカ合衆国連邦政府機関。

健康に関する信頼できる情報の提供と、健康の増進が主目的である。

結核など脅威となる疾病には、国内外を問わず駆けつけ、

調査・対策を講じる上で主導的な役割を果たしている。 

   

  

素晴らしいですね。

映画やドラマでも扱われているようです。

  

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