3月23日の朝刊より/設楽町八橋のウバヒガンザクラ
今日は令和2年3月24日。
3月23日の朝日新聞朝刊から第3弾。
「天声人語」で、何と地元愛知県の設楽町が紹介されました。
書き留めます。
その桜は、両翼を広げて舞い立とうとする巨大な鶴のように見えた。
愛知・奥三河地方の設楽(したら)町にたつ名木ウバヒガンザクラ
である。訪れた日は小雪が舞い、つぼみがほころぶ気配はなかった
が、堂々たる枝ぶりには圧倒された▼樹齢は推定123年。戦前戦
後を通じ、桜はこの町の八橋(やつはし)地区のシンボルとして愛
されてきた。しかしダムの建設が決まり、地区は水没することに。
50戸ほどの住民が6年前までに転出し、桜は高台に取り残された
▼ダムの建設工事が進む中、元教員の安藤求(きわむ)さん(77)
ら八橋出身者が「ウバヒガンザクラを愛する会」を結成。地区の恒
例行事だった花見の会を継続してきた。ある年、大枝が折れ裂け、
もう寿命かと心配されたが、樹木医に処置を頼み、有志が隔月で草
刈りを続けるなど手入れに努めた▼樹勢が回復すると、住民のほか、
遠方から一本桜ファンも訪れるようになった。今年は新型コロナウ
イルス対策で一斉に集う日はあえて設けないものの、例年通り、見
学用のベンチを設置した▼近くに寄ると、幹や大枝のあちこちが枯
れたり衰えたりしている。それでも住民たちが一堂に会し、地区の
小学校校歌を口ずさみ、五平餅や焼き鳥を分け合うのは、この老木
があるからこそだ。人を呼び、人を結ぶ桜の不思議な力を思う▼き
のう東京のソメイヨシノは早々と満開を迎え、名古屋でも開花が確
認された。奥三河の一本桜も例年より早めにつぼみの赤みを増しつ
つ、住民たちを出迎える日を待っている。
八橋のウバヒガンザクラは以前記事で書きました。
※ここでも道草 H26 4月の花々3 サクラ15 八橋ウバヒガンザクラ(2014年4月15日投稿)
※ここでも道草 八橋小学校跡地に行く(2014年4月16日投稿)
設楽ダムが建設されて、どの範囲が水没するのか、
地図で確かめてみました。
☝ このサイトにあった地図です。☟
八橋はぎりぎり水没してしまうようです。
このサイトは、設楽ダムについて、
他にもたくさん勉強になります。
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