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2020年1月 5日 (日)

「なぜ『通じない』のか」② 考える道具とは、そう、「問い」だ。

  

今日は令和2年1月5日。

  

前記事に引き続き

あなたの話はなぜ『通じないのか』のか

(山田ズーニー著/筑摩書房)より引用します。

  

  

「論理はニガテ・・・・」という人も。難しく考える必要はな

い。必要なのはこれだけだ。

意見 と なぜ

つまり、自分がいちばん言いたいこと(=意見)をはっきりさ

せ、なぜそう言えるのか(=理由)を筋道立てて説明していく。

ゴールは相手に「なるほど!」と思ってもらうこと、つまり

「説得」だ。「意見となぜ」は、論理的なコミュニケーション

の大原則だ!

(44~45p)

    

了解です。こうやって基本を押さえていきます。

  

「考える方法なら高校で数学の考え方を教わった」という人も

いるだろうけど、高校までの勉強の大部分は「暗記と応用」だ。

決められた一つの正解に近づくために、知識や法則を覚え、応

用する。暗記→応用→暗記→応用・・・・。そうではなく正解

が存在しない問題を、自分で考える方法を習ったことがあるだ

ろうか?

そこで今日、「考える道具」を持つことにしよう。なに、荷物

にはならないから、一つだけ持っていこう。考える道具はこん

なカタチをしている。

考える道具とは、そう、「問い」だ。

(49~50p)

  

さあ、本題に入ってきました。

  

論理で通じ合うには、「意見となぜ」と言った。自分が心から

明快な意見と、相手が納得のいく根拠を示すことだ。そのため

には「問い」を立てる力がどうしても必要だ。

意見も理由も、どこにも正解なんかない。「問い」というスコ

ップを使って、自分の内面を掘ったり、身の回りの現象・知識・

データを掘ったりして、自分で掘り当てるしかない。そのとき、

人は、自分の立てた「問い」に見合ったものしかつかめない。

「問い」がつまらないと、がんばって掘ってもつまらな「意見」

しか出てこない。

まずは、いい問いを発見しよう。

(57p)

  

「問い発見力を鍛える」方法の一つとして、

著者は「問いスクラップ」を提案しています。

  

用意するものは、スクラップブック・メンディングテープ・

はさみ・ペン。

新聞記事や雑誌、本を読んで琴線に触れた部分などを切り抜い

てスクラップしている人もいるだろう。要はそれと同じだが、

「問い」に着目するところがポイント。こんな風に。

Epson202_2  

1.面白い!と思った記事などを切り抜いて貼る。

2.その面白い考えは、どういう「問い」から出てきたのかを、

  文中に書いてあれば線を引く。

3.文中に「問い」が書かれていなければ、「意見」から逆算

  して割り出す。

日本語の文章では、問いが書かれていないことの方が多い。「

意見」は問いに対する答えだから、逆算すれば問いが割り出せ

る。例えば次の意見はどんな「問い」から出てきたか?

(意見)私は、岡山までなら飛行機で行きたいと思います。

もうおわかりのように、問いは「岡山までどういう交通手段で

行くか?」だ。(中略)

読んでいて目が留まる意見は、必ず裏に良い「問い」を持って

いる。意見から問いを割り出す訓練は、難しいけど力がつく。

(63~65p)

  

著作権上どうなのか心配ですが、私はブログ上で

新聞スクラップをやっていきたい。(すでにやっている)

その際、問いを探す実践はやっていきたい。

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