「なぜ『通じない』のか」① 「メディア力」を高める
今日は令和2年1月5日。
正月2日に本を読破しました。
「あなたの話はなぜ『通じないのか』のか」
(山田ズーニー著/筑摩書房)
写真では文庫本ですが、私が読んだのは単行本です。
ページ数がずれる可能性があります。
では、付箋をつけたところを再読しつつ、必要なところは
引用しています。
その人の根っこにある思い・発言の動機、これを「根本思想」
と言う。言葉はちょうど氷山の見えるところのようなもので、
水面下には、その何倍もの大きな、その人の生き方や価値観が
横たわっている。根本思想は、言葉の製造元。だから、短い発
言でもごまかしようなく、にじみ出て、相手にわかってしまう。
(14~15p)
しっかりした根本思想、後ろめたくない根本思想を持ちたいと
思います。根本思想の醸造所がこのブログになってきました。
伝えなきゃ、伝わらない。
この当たり前のことが、リアルにわかった瞬間だった。
わかってもらえないと思うとき、落ち込んだり、相手をうらん
だりする前に、二つ自問してみよう。わかってもらうために、
自分はどんなことをしてきたか?自分は人のことをわかろうと
しているのか?
「黙っていい仕事をしていれば、わかってもらえる」と私は思
っていた。でも、多くの人が、忙しくさまざまな仕事をしてい
る会社では、人の仕事をいちいち見てはいられない。
(31p)
目の前の子どもたちに「伝えなきゃ、伝わらない」と
言ったことは何度かありますが、
自分は実践していたかというと、反省が浮かびます。
どうしたら、あなたが口を開く前に、周囲の人から、あなたの
話を聞こうという気持ちを引き出せるのか?どうしたら、クラ
イアントが、あなたの企画書の表紙を開く前に、「あの人の企
画なら間違いない」と思ってもらえるのか?
自分の聞いてもらいたいことを聞いてもらえるメディアになる。
「メディア力」を高めるとは、そういう意味だ。
(37p)
この本の中で、「メディア」は自分です。
自分のメディア力を高めることを指南してくれています。
自己発信したいフィールドで「あの人なら間違いない」と言わ
れるメディア力があれば、自分の言うことは速く、影響力をも
って伝わる。
(38p)
私は3つのメディア力を高めたいです。
①社会科教師として
②特別支援教育の教師として
③ICT機器をどう使うか試行錯誤している教師として
つまり、特別支援学級で、ITC機器を使って社会科の授業を
やっている時が、私にとって最も見せどころとなるように
研修をしていきたい。
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