「天平の甍」最初のページで勉強
今日は令和元年11月28日。
※ここでも道草 「天平の甍(いらか)」/映画と原作本(2018年10月31日投稿)
☝ ここで書いたことを、1年以上経ってしまいましたが
実行します。何と書いてあったかと言うと・・・
初版が出たのは昭和29年のこと。
漢字とか言い回しなど、今とは違います。
その辺りを、このブログに書き留めておきたいです。
「天平の甍」(井上靖著/新潮文庫)の最初のページ(5p)と
次のページ(6p)を分析してみます。まずは5p。
① 議せられた(ぎせられた)
「相談された」「話し合われた」という意味でしょう.
あまり今では使われないように思います。
② 録事(ろくじ)
意味は「記録・文書をつかさどる官職。書記。」
引用:コトバンク
③ 一艘(いっそう)
「艘」船の数え方。この漢字もあまり見なくなりました。
④ 押使(おっし/すべつかい)
意味は「使者の身分序列が高い場合、大使の上に置かれ、
全体を統轄する官職。」引用:Wikipedia
「遣唐押使」となると、遣唐使の中でも上の身分と考えられます。
⑤ 知乗船事 読み方も意味も不明
⑥ 医師(くすし)
「薬師(くすし) 日本における医師の古称。漢方薬の専門家であり、
本草学に基づいて生薬による治療を行った。」引用:Wikipedia
⑦ 卜部(うらべ)
「律令制で、神祇官(じんぎかん)に仕えた職員。
卜占(ぼくせん)による吉凶の判断をつかさどった。」引用:コトバンク
卜占は占いのこと。
⑧ 都匠 読み方も意味も不明
⑨ 水手(かこ)
「船を操る人。古くは広く船乗り全般をさしたが、
江戸時代には下級船員をいった。」引用:weblio辞書
⑩ 銓衡(せんこう)
「選考」と同じ意味。weblio辞書には次のように書いてありました。
「本来は『銓衡』。『銓』は分銅、『衡』は、はかりざおの意で、
はかりしらべる意。」
本来は「銓衡」なのに、今は「選考」が使われているということかな?
特に「水手」は知ることができてよかったです。
それでは次のページ。
つづく
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