新聞記事/もう一つの核の悲劇「第五福竜丸被曝」
今日は令和元年11月26日。
11月19日の朝日新聞朝刊の記事です。
ローマ法王に、ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験で
死の灰を浴びた第五福竜丸の生存者のひとり、
大石又七さんが手紙を書いた記事です。
第五福竜丸の出来事にはもともと関心がありましたが、
「もっとおおきなたいほう」の作者、絵本作家二見正直さんが、
この出来事を風化させない活動に関わっていることで、
さらに関心を高めています。
二見さんは大好きな絵本作家さんです。
この夏、二見さんは第五福竜丸の出来事を紙芝居にしたものを
完成させました。
一部引用します。
1954年、太平洋ビキニ環礁で起こされた水爆実験。
この蛮行により、被曝した日本のマグロ漁船・第五福竜丸は、
船をとりまく多くの人々とともに大きな悲しみを受けました。
本作品は、この歴史的事実を後世に伝えるための紙芝居であり、
いま現在も船が大事に保存展示されている様子も、
是非伝えたいこととして描いています。
登場する主人公は、強力善次氏。
彼は実際に第五福竜丸の修理・改造を手がけた強力造船所の社長。
故人ですが実在した人物です。
この紙芝居を手に入れて、ぜひ子どもたちに見せたいと思います。
復職した時の「やりたいこと」の一つです。
ちなみに、この記事では「ローマ法王」ですが、
記事の翌日の11月20日に、外務省が「ローマ教皇」と呼ぶと
発表しました。したがって、現在来日中の活動を伝えるニュースも
新聞記事も「ローマ教皇」となっています。
社会科教師としても、こういう変更を見逃さないようにしなければ。
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