「巨大カルデラの謎に迫る」その7/タテジマキンチャクダイのシマ模様
今日は令和元年8月17日。
前投稿に引き続き、
今年の8月3日に放映された「潜れ!さかなクン~火の島
薩摩硫黄島の海へ~」より。
さかなクンのお魚紹介が面白かったので、
もう1本、記事を書きます。
薩摩硫黄島の南の海に潜った時に見た魚です。
☝ オジサン
この魚の名前、以前聞いたことがあります。
下あごにあるひげから「おじさん」を連想して
この名がついたようです。参考:ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑
☝ ムスジコショウダイ
阪神タイガースファンならきっと喜びそうな模様です。
うちの息子もファンなので、教えてあげよう。
☝ ハナミノカサゴ
「海の貴婦人」と呼ばれる優雅な魚。
「ミノカサゴ」は尾びれに模様はないけれど、
「ハナミノカサゴ」は模様があります。
ヒレに毒があるそうです。
☝ タテジマキンチャクダイ
模様が目立つ魚ですが、幼魚の時から変化しているそうです。
幼魚です。☟
幼魚と成魚で模様が違う理由を、さかなクンはこう言っていました。
聞き書きです。
さかなクン:成長によって、どんどん色と模様が変わってくるんですが、
なぜかと言いますと、タテジマキンチャクダイちゃんは、
とっても縄張り意識が高い魚で、親も子も同じ色・模様ですと、
「出てけぇ!」と攻撃を受けてしまいます。
そこで、小さい時は、「私は全く違うお魚よ」と違うお魚の
ふりをしてるんです。
さかなクンは、もっと小さなタテジマキンチャクダイの稚魚を発見。
さかなクンだから見つけることができるんだよなあと思える
小さな稚魚です。☟ 小指のつめぐらいです。
動画だとわかるのですが、写真だと発見が難しいです。
黄色の矢印をつけました。
もっとわかりやすい写真を2枚。
こんなふうに変化します。
ここでさかなクンが、絵を描きながらの解説。
次のことがわかりました。
〇目がわかってしまうと、大きな魚に襲われやすい。
そこで本物の目を隠そうとする。
目の中にも、胴体の続きでシマ模様がある。
〇模様が目のようになっていて、他の魚をだます。
〇稚魚の模様を「ウズマキ」と言う。
〇小指のつめぐらいの稚魚が成長すると、
15cmくらいの幼魚になる。☟
〇黄色い模様も出始めて、稚魚と成魚の中間のような
色と模様になる。
〇成魚。本物の目を隠すために、アイバンドという
模様ができる。☟
これで出来上がり! ☟
番組のタイトルの中に「さかなクン」があると、
薩摩硫黄島の魚の話が中心になります。
個性がよく出た番組でした。
つづく
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