20190810報告8 湯島聖堂 博覧会 楷書
今日は令和元年8月14日。
全生庵を出て、電車移動。
お茶の水駅にたどりつきました。
目的地は、テレビ番組で紹介された文房具店です。
※ここでも道草 この文房具店に行ってみたい/お茶の水(2019年8月9日投稿)
でもそのお店の開店時間前だったので、
教科書でも有名な湯島聖堂に初めて行きました。
説明で置かれていた絵のなかで、
明治5年に開催された博覧会の絵に注目しました。
大成殿前の空間で、600件余りの物品が展示され、
中央には名古屋城の金の鯱(しゃちほこ)が、
ガラスケース内に収められていて人気があったそうです。
たくさんの観覧者が訪れたそうです。
この時の博覧会は、当時の広告や入場券には
「文部省博物館」と明記されており、
これが日本の「博物館」の始まりとされています。
同じ年に東京国立博物館ができているが、
創設は湯島聖堂で行われた時だとされています。
今日、大成殿前は閑散としていましたが、
博覧会の絵を見て、そのにぎやかだった時の状況を
想像していました。
☝ ここにも、谷中と同じ様式の築地塀がありました。
☝ 大きな孔子の銅像
この木に注目。☟
孔子の銅像の前にある大きな木です。
名前は「楷(カイ)」
興味深いことが書かれていました。
一部引用します。
楷は曲阜にある孔子の墓所に植えられている名木で、
初め子貢が(孔子の墓所に)植えたと伝えられ、
今日まで植えつがれてきている。
枝や葉が整然としているので、
書道でいう楷書の語源ともなったといわれている。
そうか、楷書の「楷」は、この樹木が起源の可能性があるんだ、
と思いながら、眺めていました。
いいものに出合えました。
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