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2019年7月30日 (火)

医療で治すことと生活で治すことが必要

今日は令和元年7月30日。

  

今回読み物化したいのは、7月17日放映の

クローズアップ現代+ 社会復帰に新展開!最新のうつ病治療」 

です。

うつ病患者は、日本で現在100万人。

私もそのうちの1人。

ことし6月から再発を防ぐための新たな治療法が

保険診療に加わりました。

うつ病で低下した脳の働きを改善する治療法

TMS:経頭蓋(けいとうがい)磁気刺激」です。

今までの薬物治療などで改善が見られない患者のみ

適用されるようです。

私の場合は、3回連続の増量によって安定する薬の量が定まり、

現在は薬による小康状態です。

  

印象に残ったところを聞き書きします。

作家の石井光太さんと、女優の高木美保さんの発言です。

  

石井:今まで見てきたうつ病の方というのは、

  いろんな方がいるんですけど、

  僕の中で多いなと思ったのはですね、

  いろんな問題を抱えている人、

  たとえば、家庭の問題だとか、あるいは仕事の問題だとか

  あるいは地域の問題。そういった問題を抱えているからこそ、

  いろいろ症状が出る。

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  病院はですね、発症したうつ病の症状などを薬や電機などで

  治す、それはいいと思うんですが、

  問題の根本にある、本人を取り巻く環境だとかそういったものが

  変わってないとですね、またまたやっぱり社会に戻ってきては、

  難しい生きにくさを感じてしまう。

  医療で治すことと、私生活で治していくことはまた違う方法が

  あるんではないかと思いますけどね。

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高木:今(石井さんが)おっしゃったみたいに、原因というのは、

  環境とそれと本人のものの考え方の両方あると思います。

  私がよく言われたのは、「あなたはまじめすぎます」

  「努力しすぎます」です。まじめと努力は、幼稚園の頃から

  褒められてきたことなので、それを否定されると、居所が

  なくなってしまうところもあるんですね。

  だから、もしかすると日本の組織の中でね、そういう人に

  仕事の量がドーンといってしまっているとか、責任がその人の

  ところにドーンとかぶっているということがあるかもしれない。

  本人の資質を注意するよりも、

  まわりのそういう環境を直してほしいなと思ったこともあります。 

  

 

「治療」で治すことを現在進行中です。

実際、気持ちは安定してきています。

仕事を休んだことと、薬の効果だと思います。

しかし、このまま近い将来復職して大丈夫か。

発病後、ケアマネージャーさんが動いてくれて、

父親の介護は、ショートステイやデイサービスが増えて、

負担感が減りました。

じゃあ仕事は。

おそらく、復職したら、

ほぼ仕事の毎日になってしまうと思うのです。

中学校の現場はそうだと思います。

退職までの2年余り。

たった2年余りかもしれませんが、

再発しないだろうかと不安になると思います。

再発すれば、また周囲に迷惑をかけます。

 

こうも考えます。

この期間に不慮の事故で亡くなったら、

やりたいことを後回しにしている今の生き方を

後悔すると思います。

  

この番組を見たから考えたことではなく、

ずっと考えてきたことです。

今の私は、退職までの2年余りをどう生きるかが

重要な考えるテーマになっています。

 

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