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2019年3月19日 (火)

「にっぽん!歴史鑑定 幻の東京オリンピックと嘉納治五郎」その3/1964年東京オリンピック開催につながった

今日は3月19日。

  

腰痛で休んでいて復活した昨日は、

やっぱり疲れました。

晩は、早々に寝てしまいました。

  

今晩は少しは道草できそうです。

  

17日の記事の続きで、2018年10月8日放映の

にっぽん!歴史鑑定 幻の東京オリンピックと嘉納治五郎」の

聞き書きをしていきます。

  

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ナレーター:戦争によって、東京オリンピックの夢は

  露(つゆ)と消えました。

  しかし、嘉納治五郎の意志は、しっかりと受け継がれていたのです。

  戦後、日本は再び東京オリンピック招致を目指すことになります。

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  この時、招致活動に尽力した一人が、元外交官の

  平沢和重(かずしげ)。

  実は、平沢は氷川丸の船上で嘉納が東京オリンピックの思いを

  熱く語ったあの青年だったのです。

  外務省の仕事での移動中、偶然乗り合わせた嘉納の思いを聞き、

  その死を看取った平沢は、

  これを遺言と受け取ったのかもしれません。

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  嘉納の死から21年。第18回オリンピック招致活動の

  メンバーとなった平沢は、西ドイツ、ミュンヘンでのIOC総会で、

  最終演説を任されました。

  会議の流れが、アメリカのデトロイト開催に傾く中、

  平沢は、小学6年生の国語の教科書を提示。

  そこには、嘉納たちの努力で、日本国民に身近なものに

  なっていたオリンピックのことが書かれてたのです。

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平沢:オリンピックは、今、日本の全ての学校で教えられており、

  子どもたちは東京でオリンピックが開催されることを

  心待ちにしています。

ナレーター:そしてこう叫ぶのです。

平沢:東京オリンピックの開催は、あの嘉納治五郎が

  待ち望んでいたことでもあります。

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ナレーター:この演説がIOC委員たちの心をうち、

  1964年の東京オリンピック開催が正式に決まりました。

  オリンピックで平和を、嘉納の思いとともに。

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田辺誠一:そしてこの東京オリンピックで、

  嘉納治五郎が作りあげた柔道がオリンピックの正式種目として、

  初めて登場しました。

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1940年の東京オリンピックの開催はならなかったのですが、

でも1964年の開催に影響を残したのですね。

平沢和重さんの演説の中に嘉納治五郎登場。

IOC委員にとって、嘉納治五郎は20年が経っても、

重要人物だったのでしょう。

実現した1964年の東京オリンピックで、

柔道が正式種目になるなんて、いい話じゃないですか。

  

この番組を見たことで、嘉納治五郎さんの姿が見えてきました。

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」での

役所広司さん演じる嘉納治五郎にも注目です。 

  

         

これで「にっぽん!歴史鑑定 幻の東京オリンピックと嘉納治五郎」の

聞き書きは終了。

  

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