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2019年2月 7日 (木)

驚きの「INF全廃条約」からの離脱表明

  

今日は2月7日。

  

やっぱりこのニュースは記録しておこうと思い、

書き始めます。

  

2月1日にアメリカのトランプ大統領が表明した

INF全廃条約離脱です。

ビックリです。

「INF全廃条約」は懐かしい条約です。

結ばれたのは1987年。

32年が経ちます。

以前中学校に勤務して社会科を教えていた時には、

社会科の教科書に載っていて、説明した覚えがあります。

(今の教科書に載っているかなと思って見てみました。

何と載っていませんでした。1989年の冷戦終結宣言は

載っていました。昔の教科書に載っていたという覚えも

私の錯覚?)

でもテスト問題にも出したと思います。

私には懐かしさがあったからです。

米ソの冷戦終結にとって、重要な条約だというイメージであり、

まさかその条約から離脱することがあるなんて

予想もしていませんでした。

    

2月3日放映「サンデーモーニング」(CBC/TBS)を

読み物化します。

 

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水野アナ:核をめぐるトランプ大統領の発言が、

  波紋を呼んでいます。

トランプ大統領:全員が合意するものがない状況の中、

  自分たちだけが条約を守ることで

  不利益を被ることはごめんだ。

水野アナ:トランプ政権は(2月)1日、

  INF(中距離核戦力)全廃条約からの離脱を正式に

  表明しました。

  この条約は、地上から発射する射程500kmから

  5500kmの核兵器を持たないという条約で、

  アメリカと旧ソ連が1987年に調印。

  冷戦終結につながった歴史的条約だと評価を受けています。

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  一方的な離脱表明を受けてロシア・プーチン大統領は、

  反発。

プーチン大統領:米国は条約(の義務履行)を停止すると

  発表したが、我々も停止する。

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水野アナ:さらにアメリカへの対抗措置として、

  「極(ごく)超音速中距離ミサイル」の開発に着手すると

  発表したのです。

  アメリカのINF全廃条約からの離脱で、軍拡が再び

  エスカレートするという懸念が持たれる中、

  アメリカの公共ラジオは、先月(1月)28日、

  アメリカエネルギー省が、小型核兵器の製造開始を

  明らかにしたと報じました。

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  今回アメリカ側は、INF全廃条約から離脱する理由について、

  ロシアが新型の巡航ミサイルを開発したからだと

  主張しています。

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  さらにもう一つの理由は、条約に縛られない中国が、

  中距離核ミサイルの配備を進めていることへの危機感です。

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トランプ大統領:INF全廃条約はもう古い。

  参加国をもっと加えないと、全ての核保有国が参加する

  新たな条約ができればより良いし、見てみたい。

  ただ全員が順守しないといけない。

水野アナ:今回の決定に被爆地からは・・・・

佐久間さん:2国間の条約であっても順守すべきだと。

  アメリカが一方的に破棄したことについては、

  憤りを感じる。

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水野アナ:核軍縮の時代が終わり、再び軍拡競争が広がるのでは。

  そんな心配が広がっています。

 

関口宏さん:どうもいい方向には向かっていませんね。

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水野アナ:アメリカはロシアが条約を違反して、

  巡航ミサイルの開発を進めているとして、

  INF(中距離核戦力)全廃条約からの離脱を

  表明したのですが、さらにその背景には、

  中国の核戦力の増強に対抗するねらいもあると見られます。

  INF全廃条約が失効すれば、アメリカとロシアとの間の

  核軍縮の枠組みは、「新START(新戦略兵器削減条約)」のみに

  なるんですが、しかし、この「新START」も2021年に

  期限を迎えてしまうため、延長の協議などが必要なんですが、

  その見通しが立たず、軍拡競争がエスカレートしかねない

  状況です。       

    

 

以上です。

続く説明の中で、ロシアの飛び地のことが出てきました。

下の地図の赤丸の箇所です。

Photo Livedoor News ロシアの「飛び地」に見る国境線のうつろいやすさ

 

射程距離が短くても、核兵器がこの飛び地に設置されたら、

ヨーロッパの国々は脅威であり、

NATO加盟国を守るアメリカにとっても厄介なことだそうです。

詳しくは、地図を転載したサイトを読むといいです。

興味深い内容が続きます。

  

  

INF全廃条約が再び復活して、

今回のことが教科書に載る展開になるといいです。

  

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