クリチェフスカヤと6年ぶりに再会できた/なぜ火山群ができるのか
今日は1月8日。
明日の準備もあるので、冬休みもラスト投稿。
休み中36本目。贅沢に投稿してきました。
昨年12月30日放映の「体感!グレートネーチャー 爆裂地帯と未知鉱物
~カムチャツカ半島 七色の大地~」を1月6日に見ました。
「1月6日」というのが実は大事です。
そのことは少し後に書きます。
この番組で懐かしい山を見ました。
カムチャッカ半島最高峰のクリチェフスカヤです。活火山です。
すごい山でしょ。山容がいいでしょ。
2017年の3月に噴火が始まり、今も断続的に噴煙を上げているそうです。
クリチェフスカヤは以前、他の番組で見ていました。
そのことをブログに書いています。
※ここでも道草テレビで勉強・・・カムチャツカ半島の名峰クリュチェフスカヤ(2012年1月6日投稿)
この時は「クリュチェフスカヤ」という山名でした。
いい山だと思い、引退したら登りたいとその時に書きました。
今回、番組名からしてきっとクリチェフスカヤと再会できると思って
録画しました。そしたら正解。
相変わらずすごい山でした。
クリチェフスカヤに出会ったのが、2012年の正月早々。
記事を書いたのが、1月6日でした。
6年経って、同じ1月6日に偶然にもクリチェフスカヤを見ていました。
この偶然が楽しかったのです。
縁を感じました。
世の中にはものすごくたくさんの事象があります。
どの事象に出会うかは偶然であって、
その出会いの中には「縁」を感じさせてくれるものがあります。
縁を大切にしたいです。それは私の信条の一つ。
クリチェフスカヤは縁を感じます。
いろいろな障害はあると思いますが(現時点で想像がつかない)、
引退したら登ってみたいですね。
しかし、あの記事を書いてから6年が経つんだ。
50歳の私が、引退したら登りたいと書いたんだ。
引退を意識し始めた頃かな。
ところで、この番組で、なぜカムチャツカ半島に火山が多いか
説明をしてくれていました。
それがわかりやすかったので、ここに書いておきます。
カムチャツカ半島の中心都市はペトロパブロフスク・カムチャツキー。
覚えにくい都市名です。
そこにあるロシア科学アカデミー、火山地震研究所の主任研究員、
火山学者のアレクサンドル・ベロウソフ博士が説明してくれました。
この図は現在の火山の活動レベルを表している図だそうです↓
24時間定点観測をしている火山が10を超すそうです。
オレンジは噴火中、黄色や緑もいつ噴火してもおかしくない状態だそうです。
この活発な火山群を生み出す大きな要因は、
半島の際(きわ)にあるプレートの動きであると、博士は言います。
2つのプレートが重なり沈み込む場所にカムチャツカ半島はあり、
沈み込むプレートの速さが早いために、
他の地区にはない火山群ができあがっているのです。
図で説明します。
火山は半島の東側に多くあります。
そこは大陸プレートである北アメリカプレートと、
海洋プレートである太平洋プレートの境目です。
沈み込む海洋プレートの速度は、年間9cm。
これは日本にもぐりこむフィリピン海プレートの2倍。
世界最速です。
プレートはもぐりこむ際に、水分をマントルへともたらします。
水に触れたマントルは、融点が下がり、マグマが発生。
カムチャッカ半島の場合、もぐりこむスピードが速いために、
多くの水分がもたらされ、マグマ溜まりが大量に生まれます。
そのため、世界で最も活発な火山群ができていると考えられています。
日本に住んでいると、海洋プレートがもぐりこむ話はよく聞きます。
大陸プレート側にひずみができて、それが地震につながるという、
地震発生のメカニズムとしての説明でした。
火山群ができる説明には、海水が地中に運ばれて、
マントルがマグマになるという話が加わりました。
初めて聞く説明だと思います。
海水が流れ込む!面白いと思いました。
今回調べていてわかったのは、
カムチャツカの火山群は1996年に世界遺産に認定されていたこと。
さらに、2001年にはクリチェフスカヤを含むもクリュチェフスコイ自然公園も
追加登録されていました。
世界遺産なんだ。
私たち(きっと嫁さんは一緒に行くので)が行くまでには、
より安全なルートを整備しておいてほしいです。お願いします。
長くなってしまったけど、もう一つ。
こうやって番組を見た後に、読み物に変換することを進めていくと
きっと将来は役立つと思います。いかがでしょう?
コメント