京都を舞台にしたCM 「京都・弓の道」篇
今日は9月7日。
気になったCMです。
このブログに書きとめておきたいと思いました。
聞き書きします。
京都府京都市
この国ではお茶もお花も剣も
どうしてみんな道になるのでしょう。
弓もそう。
勝ち負けよりも大切なこと。
礼を忘れず、相手を敬う。
自分を磨く道がそこにある。
500年前からこの街で
代々弓を作り続ける家があります。
注文を受けると、まずお客様と話をします。
経験、力量、弓への思い。
弓は工芸品ではない。
人が使う実用品ですから。
と、弓師は言います。
それは人が道を極めるための伴侶。
道具の「道(どう)」は道(みち)そのもの。
道というこの国独特の文化。
見えないけれど大切な心。
私たちのお手本です。
共に創る、共に生きる。
ダイワハウスグループ。
「御弓師 柴田勘十郎」と書かれた暖簾が出てきました。
調べるきっかけを与えていただきました。
CMの説明にありました↓
大和ハウス工業株式会社 テレビCM 共創共生「京都・弓の道」篇
「撮影エピソード」の文章を引用。
室町時代から一子相伝で京弓を受け継いできた
第二十一代御弓師、柴田勘十郎さん。
CMのハイライトは「にべ打ち」という工程。
「にべ」とは、鹿革を煮詰めてつくる天然の接着剤です。
湯を沸かし「にべ」を温めながら竹を重ね合わせ、
すぐさま竹の楔をカンカンと打ち込んでいく作業は、
時間との戦い。勘十郎さんと跡継ぎの息子さん、
若いお弟子さん、3人の息もぴったりの連携作業は、
ドラマチックで手に汗握る緊迫感でした。
「竹の楔をカンカンとうち込んでいく作業」のより具体的様子は、
次のサイトがいいと思います。
このサイトに載っている写真は、
弓がこんなふうにできるのかと驚く予想外のものです。
CMをきっかけにいい勉強ができました。
「道具」の「道」のいわれは知りたいですね。
由来・語源辞典には次のように書いてありました。
元来は「仏道の具」のことで、仏道修行のための
衣や鉢、錫杖(しゃくじょう)など、
六物(ろくもつ)といわれる必需品や、
密教の修法に用いる宝具などをさした。
そこから一般化し、武家の「道具(槍・刀など)」
「大工道具(鉋・金槌など)」、芝居の「大道具」などをさすようになった。
つまり「仏道」という道を究めるための伴侶であったわけで、
CMで言っていたことは、正確だったようです。
京都を舞台にしたCM。
やっぱり京都のバックにある歴史はすごい。
狭くてゴチャゴチャしている街ですが、
その歴史が京都の街の魅力を出していると思います。
キミヤーズ塾で京都に行くようになって、
京都が少しは見えてきたように思えます。
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