実践・春日大社・・・鹿の角その1 奈良の鹿愛護会
今日は8月13日。
前投稿の続き的内容です。
8月10日に春日大社に実際に行ってきました。
その報告です。
テレビ番組で見て、それを実際に確かめる。
大好きな勉強方法です。
↑春日大社への参道で、
「世界ふしぎ発見!」で鹿の数を数えていた「奈良の鹿愛護会」の
幟(のぼり)がありました。
一般財団法人だったのですね。
奈良の鹿愛護会HP を見てみました。
7月16日現在の鹿の頭数がわかりました。
1498頭です。番組の時の数より少し増えました。
死亡頭数も記録されていました。
う~ん、この投稿に資料を添付します。
この資料からいろいろなことがわかります。
生息数でオスは1498頭中、533頭。
メスは851頭。かなりメスが多い。
当たり前ですが、死亡する鹿がいます。
昨年の7月16日~今年の7月15日の期間で
416頭の鹿が死亡しています。
そのうち小鹿が135頭。3分の1。
大人になるのは簡単ではないようです。
死亡原因は、主に交通事故、疾病でした。
交通事故多発地帯マップを転載します。
http://naradeer.com/common/img/problems/trafficmap.pdf#search=%27%E5%A4%A7%E4%BB%8F%E6%AE%BF%E4%BA%A4%E5%B7%AE%E7%82%B9%EF%BD%9E%E9%AB%98%E7%95%91%E7%94%BA%E4%BA%A4%E5%B7%AE%E7%82%B9%27
稀に野犬に襲われて命を落とすようです。
↑この資料を見ると、野犬での死亡は、
1年で90頭超えの年(1965年/1995年)もありますが、
近年は少なくなっていて、0頭の時もあります。
8月10日に撮った写真です。
まずは鹿の体も模様に注目。
奈良の鹿愛護会HP によると、春頃に換毛する夏毛は
この鹿のように斑点があります。
秋頃に換毛する冬毛は斑点がありません。
三又に分岐した立派な角。
角は最初は枝のない一直線の角。
満3才で一又、満4才で二又、
そして満5才以降は三又になるそうです。
これは5月に御池岳で出会った御池池守さんに教わりました。
ちなみに満1才までは角が生えません。
満1才以降に角が生えます。
角は毎年3月に取れて、4月から再生します。
完成するのが繁殖期の9月です。
今回、しっかり角を見て産毛のような毛があることに気がつきました。
この角で何が起こっているのか?
次のサイトから引用してみます。
古い角が落ちて、新しい角が生えはじめるときに登場するのが
『袋角』と呼ばれるものです。
最初は頭に団子がついているようですが、だんだんと伸びていきます。
産毛のようなものが生え、血液が通っていてとても柔らかく、
触れると暖かく感じます。
血液の流れにカルシウムが乗って、角の隅々まで行きわたり成長していくのです。
落ちている角を輪切りにしてみると、
輪の中心はスポンジのように細かい穴があいており、
血液の通っていた跡が見うけられます。
(中略)
秋には毛の生えた皮(ベルベット)がはがれ、中から固い角が登場します。
なるほど!
外側外側が成長して角は大きくなり、
最後は皮がはがれて、
中から固い角が出てくるんですね。
仕組みがわかり、納得です。
角についてはまだ次の投稿に続きます。
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