実践・春日大社・・・鹿の角その2 袋角
今日は8月13日。
前投稿のつづき。
鹿の角について。
「袋角」というのは、産毛の生えた袋を被った
角のことを言うと思います。
この袋の中に血液が流れ、カルシウムが運ばれて、
立派な角ができるようです。
秋になれば、この袋が取れて、中から立派な角が出てきます。
いろいろ調べていて、小さな袋角の写真を見つけました。
「窓辺の小太郎」というサイトの方が、
いくつか袋角の写真を掲載してくれています。
たとえばここ↓
さらにここ↓
説明も勉強になりました。引用します。
シカの顔は美しい。大きな黒い瞳と長い睫。
引き込まれそうな優しさにウルルです。
大きな耳は表情をぐっと際立たせます。
その間にふっくらした角が。軟らかな毛に覆われ、
親指を立てたみたいに伸びてきています。
1日に2センチも伸びてくるそうな。
若シカにとりオスとしての出発する証です。
筍を思わせるエゾジカの新しき角。袋角といいます。
袋角は柔らかく活発な細胞分裂を繰り返しています。
血管が発達していて触るとぽかぽか。
中の成分はほとんどが血液で、骨髄液や神経細胞などが凝縮されています。
そのせいで、角の先端部に薬効の高い成分があると言われ、
最高級漢方薬として三千年以上の歴史があります
鹿茸(ろくじょう)とは、この鹿の袋角から作る生薬のことを指します。
この時期のオスジカは袋角が傷つかないようにとても大切にします。
傷つけば角が美しくならず、メスにモテなくなることをよく知ってるからです。
ね、いい勉強になるでしょ。
5月に出会った御池池守さんから
以前、鹿の角をあげようかと
魅力的な言葉をいただいていました。
学期中はあわただしくて心に余裕がなく、
頼むことができませんでした。
でも夏休み。心の余裕ができ、申し込みました。
学期中だと後回しにしてきたことが少しでも実行できます。
ありがたいです。
届いた4本の鹿の角です。
立派でしょ。実物ですよ!
前投稿で引用した文にこう書いてありました。
落ちている角を輪切りにしてみると、
輪の中心はスポンジのように細かい穴があいており、
血液の通っていた跡が見うけられます。
この文章に書いてあることを確かめてみました。
確かに細かい穴がありました。
これが血管だった場所でしょうか。
実物でチェックできたことがうれしかったです。
奈良の鹿については、以前も書きました。
いい機会です。ここから飛べるようにします。
ここでも道草 奈良公園1/鹿寄せ(2011年8月24日投稿)
ここでも道草 奈良公園2/Deer Line(2011年8月24日投稿)
ここでも道草 奈良公園3/奈良の鹿は、放し飼いではない(2011年8月24日投稿)
ここでも道草 奈良公園4/鹿にもみじ/三文損しない(2011年8月24日投稿)
以上です。
こうやってブログ上で知識を積み重ねていきたい。
春日大社のこと、まだ続きます。
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