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2017年7月30日 (日)

「最期の一手」とはどの一手?その2

  

今日は7月29日。

   

前投稿のつづき。

  

昨日は映画「聖の青春」を見ました。

Photo  

この映画のクライマックスは、平成10年2月28日の村上聖さんと

羽生善治さんのラストの対局でした。

失敗の一手(落手)を重要視していました。

つまり映画は「最期の一手」を、この落手にしていたと思います。

ただ、「聖の青春~病気と闘いながら将棋日本一をめざした少年

(大崎義生著/角川つばさ文庫版)

では、前投稿に引用したように、落手がどの駒をどこに打ったのかが

書いてありません。重要視していないのでしょうか?

  

しかし、この落手のあった対局時の村山さんの心身は

すごいことになっていました。

直前の2月13日に、名人位に挑戦できるA級に復帰して

喜びをあじわっていましたが、

2月19日に、手術で摘出した癌が再発していると宣告を受けていました。

そのことを誰にも相談せずに、村山さんは2月28日の羽生さんとの対局に

臨んだのです。壮絶な戦いだったと思います。

  

このような前提を知ると、「最期の一手」は「落手」のことだと思います。

竹原ピストルさんがどう考えたかわかりませんが、

私の中では、「最期の一手」は2月28日の対局の落手だと認定です。

  

この落手の実際の映像がありました。

このサイトが教えてくれました。

あきさねゆうの荻窪サイクルヒット 映画『聖の青春』は、将棋ファンと将棋を知らない人では感想が異なると思った。【ネタバレあり】


YouTube: 1998年NHK杯決勝 村山聖人生最後の大局 vs羽生善治

落手のシーンを写真に撮りました。

Photo_2

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Photo_4

Photo_5

Photo_6  

残り時間を秒読みされて

あわてて「角」を置いたために、

「角」がゆがんでいます。

すぐに直しています。

この「7六角」が落手でした。

直後、詰まれて村山聖さんは負けています。

※映像では3月になっています。

2月28日に始まった対局が、翌日までもちこまれたということかな?

  

平成10年8月8日。村山聖さんは亡くなっています。

この対局から5ヶ月後です。

    

  

竹原ピストルさんの曲がきっかけで、

壮絶な人生を送った村山聖さんの人生を知ることができました。

今の健康な体で、もっといろいろなことをやり遂げたいと思いました。

また今日もいい日にしよう。動く。

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