収穫間近の小麦畑 タネ蒔きはいつだった?
今日は6月4日。
昨日、小麦畑を見ました。
はたと思いました。
小麦はいつタネを蒔いて、いつ収穫するのか?
もうじき収穫するのはわかりますが、
この小麦はいつタネを蒔いたのだろう?
調べました。
このサイトが勉強になりました。
d.秋まきコムギと春まきコムギ
秋まきコムギというのは、秋に種子をまき、
翌年の春から夏に収穫するコムギです。
このコムギは一定期間低温にあたらないと穂が出ません。
一方、春まきコムギは、春にまき、
その年の夏から秋に収穫するコムギで、
低温にあたらなくても穂が出ます。
もし、秋まきコムギを春にまくと、どうなるのでしようか?
葉がしげるばかりで穂が出ません。
しかし、苗を冷蔵庫に1カ月ほど入れてから、
暖かい場所に植えると、何枚かの葉が出た後、
穂が出てきます。
秋蒔きと春蒔きがあることを知りました。
6月に収穫するのは秋蒔きのようです。
前年の11月頃に蒔くようです。
(他のサイトでは秋蒔きではなく
冬蒔きと説明しているものもありました)
さらに面白いことが書いてありました。
本来、コムギは秋まきでした。
秋まきコムギは冬の寒さを体験してはじめて穂を出します。
しかし、コムギは、ヨーロッパの北部のとても寒い地域では、
その冬の寒さに耐えることはできません。
そこで、寒さにあわなくても
穂を出す性質をもったコムギの品種が選ばれ、
これを用いて春まき栽培がおこなわれるようになりました。
このようにして、春まきコムギが生まれたのです。
現在では、北ヨーロッパ、ポーランド、ロシア、
北アメリカ大陸北部、北海道の一部で、
春まきコムギが栽培されています。
このようなことを知るのはうれしいですね。
人間の歴史が絡んでくるからです。
過去の人間の工夫が春蒔きを誕生させたのです。
最初からあったわけではないのです。
小麦畑の横を通ったことで、いいことを知りました。
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