よい人間関係を経験させる それも教師の仕事と考える
今日は5月1日。
またいいレポートに出会った。
親野智可等さんのレポートです。
タイトルは
「あなたという先生とのよい人間関係を経験させて、
他者信頼・人間信頼の経験を 増やしてあげよう」
ただこのレポートを全文読むためには、
フォレスタネットというサイトに入らなくてはなりません。
そのサイトに入るためには、登録をしなくてはなりません。
教員でないと入れないサイトです。
ここから登録できます↓
https://foresta.education/
そのようにして読めるレポートなので、
引用することがはばかられます。
全文を読みたい方は、ぜひ登録してサイトへ入って読んでみてください。
というわけで・・・
少し引用します。
不信感は無意識のうちに育つ
先生に叱られ続けている子は、
「この先生、わたしのことをダメな子だと思っている」
「この先生は、わたしのことあまりよく思ってないな」
「この先生はボクのこと嫌いみたいだな。いいよ。ボクだって
こんな先生なんか嫌いだよ」と思うようになります。
このような認識は無意識のうちに進行し、
子ども自身も気づかないうちに親や先生に対する不信感が
心の中を占めるようになります。
親や先生に「ダメな子だと思われている。嫌われている。
大切にされていない」と感じた子は、心を閉ざしてしまい、
言われたことが素直に聞けなくなります。
叱れば叱るほど逆効果で、ますます反発するようになります。
そして、だんだん親や先生を困らせる行動が増えてきます。
不信感を土台にして人間関係をつくってしまうと、
その後の人間関係もおなじような土台で
つくるようになってしまうのです。
「他者が信頼できない」状態であり、被害妄想的になったり、
自分を守るためということで攻撃的になったりして、
よい人間関係が気づけないようになります。
子どもが「この先生はわたしのことをわかってくれている」
「この先生はボクのことを認めてくれている」
「この先生はわたしのよいところを見てくれている」
「この先生はボクのことを大切に思ってくれている」
と感じられるようにしてあげてください。
あなたという先生とのよい人間関係を経験させてあげることに
全力を注いで、他者信頼・人間信頼の経験を増やしてあげてください。
最後に付け足しですが、先生はどうしても
子どもたちを集団として統率することを第一に考えがちです。
もちろんそれも必要ですが、一人一人の子どもと
よい人間関係をつくるという視点も大切にしてください。
特に、家でも外でもよく叱られてしまう子にとっては、
たった一人の先生でも「この人は自分ことをわかってくれる。
自分のことを受け入れてくれる」と思える人がいれば、
それが救いになります。
それを最優先にして欲しいと思います。
勉強になったレポートです。
出会えてよかった。
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