「真田丸」シリーズ24.アイデアに驚く「幸村」改名
今日は11月16日。
先週のドラマ「真田丸 40 幸村」より聞き書きします。
書を書き終わった信繁が言います。
信繁:(大助に)手伝ってくれ。
大助:はい。
信繁:この文字を一字ずつ切り分けてほしい。
大助:一字ずつ。
信繁:切り分けたら、それを丸めて、この壺の中に入れる。
信繁から刃物をもらう大助。
信繁はその場を立ち去り、大助は言われた通り実行する。
(中略)
再び部屋で相対する親子。
信繁:大助。父は新しい名を名乗ることにした。
その新しい名を、これから決める。
一文字は決まっている。兄上が捨てた「幸」の字をいただく。
信繁:これは我が父「昌幸」の「幸」でもある。
わが真田一族に代々受け継がれる文字だ。
さて、後は残りの一文字だ。
お前に決めてもらう。
大助:私に!
信繁:この壺の中から、目をつむって、1枚だけ選んでくれ。
どの文字も、私に関わりの深いものばかりだ。
大助!しかし、そのように大事なことを、
くじで決めてよろしいのですか?
信繁:大事なことだからこそ、くじで決めるのだ。
父は、八百万(やおよろず)の神に託したのだ。
さあ、大助。
壺に手を入れて1枚を選び出そうとする大助。
信繁:選んだか?
大助:決められません。
信繁:どれでも良い。
大助:選びました。
選んだ紙の塊を大助は信繁に渡す。
信繁はその塊をほぐし・・・・
信繁:(苦笑い)これも入れてしまったのか。
「九度山村」の「村」だ。
大助:やり直しますか?
信繁:いや。面白い。
最初は「村」「幸」と並べた信繁。次は「幸」「村」と並べる。
信繁:真田左衛門佐(さえもんのすけ)幸村。よい名だ。
ナレーター:その日、信繁は真田幸村となった。
後に日の本一のつわものと呼ばれる、
戦国最後の名将の誕生である。
先週、なぜ40回が「幸村」というタイトルなのか不思議でした。
ラストにこんな話が待っていました。
三谷幸喜さんの面白いアイデア!
「幸村」という名を、このようなアイデアでドラマに持ち込むなんて!
「幸」を選んだ理由が、兄が捨てた名だから。
関係深い文字を壺に入れさせて「村」を選ぶ。
その「村」も、「これも入れてしまったのか」と言って
くすっと笑わせる。憎いねえ。
アイデア重視の自分としては大喜び。
同僚の先生は「バカらしくて(録画を)早送りした」と言っていました。
まあ仕方ないですね。
人それぞれ。
裏解説の絵が良かった。
http://www.mag2.com/p/news/222909
この絵を描いた人がこう書いています↓
とうとう幸村になった信繁!
ここからはフィクションもガンガン取り込んでいく…!? (みかめ)
三谷幸喜さんのフィクション宣言とする「幸村」改名。
なるほどと思いました。
三谷さんのどのようなアイデアが出てくるか。
ワクワクします。さあ、41回が始まります。
今日のタイトルは「入城」です。
「真田幸村」はどうやって大坂城に入るのかな?
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