「きのこ雲の下で何が起きていたのか」その7/やけどの皮膚の色が着色された写真
今日は8月12日。
前投稿に引き続き、昨年の8月6日放映の
「NHKスペシャル きのこ雲の下で何が起きていたのか」
の聞き書きをしていきます。
ナレーター:フラッシュバーンの苦しみを
目の当りにした人がいました。
セーラー服姿で写っていた河内光子さんです。
右側に写る男性、娘の河内さんに探しに来た父親でした。
屋外で被爆して、大やけどを負い、手は腫れ上がっていました。
河内さんが父親に声をかけ、何気なく腕をつかんだ時、
腕の皮がむけてしまったのです。
河内さん:ズーッとむけたんです。
手ですわ。皮がね。見たらベチャベチャですわ。
それで(皮を)道の端っこへ捨てました。
ウェ~と言って。
「痛い?」と聞いたら「聞くな!」と怒られて。
ナレーター:写真に写る皮膚の色を原田医師の監修で再現します。
写真には激しい痛みに苦しむ姿が、写しだされていたのです。
やけどの皮膚の色を着色する。
こうすることで、その時の悲惨な状況が伝わる。
こう考え、実行したNHKがすごいなあと思いました。
「聞くな」と怒ったお父さんの気持ちがよくわかります。
まだ続くけど、次は違うネタです。
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