東京での研修あれこれ10./ネット利用のルールづくりのポイント
今日は8月16日。
8月9日・10日は発達協会主催の
「2016実戦セミナー M ICTを用いた指導・支援」の報告です。
3番目の講義である
【発達障害のある子と依存症/樋口進(久里浜医療センター)】より
〇ネット依存からの回復の形はさまざま
・ネット利用は情報検索のみにして、ゲームはやめた
・土日は夜昼関係なく使用し続けるが、平日は全く使用しなくなった
・ゲームはしているが、時間が短くなり、
日常生活に支障をきたさなくなった。
・ネット以外の他の活動が面白く、また忙しくなり、
ゲームは一切やめてしまった。
※このような形を知っておくのも大事だよな。
〇ルールづくりのポイント
1.親の名義で購入し、子供に貸し出す形に (略)
2.ルールは買う前に、親子一緒に決める (略)
3.使用場所を決める
子供部屋(自室)での使用は避け、
リビングや家族の目の届くところで使用しましょう
充電器は親が預かり、充電する時はリビングか、
親の部屋で行うようにしましょう
4.使用時間を決める (略)
5.利用サービスについて決める
フィルタリングを利用し、どんな内容のサービスは使用しては
いけないのか話し合いましょう
アプリやサービスをダウンロードをする時は、親の許可を
必要とするようにしましょう
6.使用金額について決める (略)
7.書面に残す
守れなかった時にはどうするかまで決め、
必ず書面に残しておきましょう
冷蔵庫など目につくところに貼っておきましょう
8.家族もルールを守りましょう
子供だけでなく、親もルールを守りましょう
家族や周りの人とのネットを介さないコミュニケーションを
大切にしましょう
将来、自分でコントロールして、賢くインターネットを使用する
大人になるための大事な練習期間なのです
〇治療キャンプ Self-Discovery Camp(SDiC)
前書きより
ネット依存に対する8泊9日の治療キャンプを2014年より年1回
実施している。
実際には、ボランティアの大学生たちとの集団生活をベースに、
通常のキャンププログラムに、認知行動療法などのプログラムが
行われている。
〇樋口先生の著書
「ネット依存症」(PHP研究所)
さっそく読んで、ネット依存症の知識を定着させたい。
以上で樋口先生の講義のまとめ終了。
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