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2015年4月25日 (土)

「情報リテラシー」に関する引用

  

今日は4月25日。

  

前投稿のつづき。

 

4月23日の記事を前投稿で載せました。

その中に「情報リテラシー」とい言葉が出てきました。

何となくわかる言葉であり、説明できない言葉でした。

  

調べてみました。

  

そもそも「リテラシー」とは?

簡単に言うなら「文字を扱う能力」という意味で使われてきました。

識字率の「識字」にあたります。

  

江戸時代末期、日本の武士のほぼ100%が読み書きできました。

庶民層でも男子は49~52%が読み書きできました。

これは世界一の「識字率」と言われています。

  

といった具合に使われる「識字」です。

その後、「リテラシー」の意味は広がり、

一般的には「なんらかの分野で用いられている記述体系を理解し、

整理し、活用する能力」を呼ぶようにもなっているそうです。

※参考Wikipedia リテラシー

 

「情報リテラシー」というのは、

情報を自己の目的に適合するように使用できる能力のことです。

「情報活用能力」や「情報活用力」、「情報を使いこなす力」とも表現します。

※参考Wikipedia 情報リテラシー

このことを踏まえて、

記事を書いた片山敏郎先生の勤務する附属新潟小学校のHPにある

「情報リテラシーの概要」という説明を読んでみます。

※附属新潟小学校 附属新潟式情報リテラシー

引用します。

  

国立教育政策研究所「社会の変化に対応する資質や能力を育成する

教育課程の基本原理」(平成25年3月)には次の引用があります。

「リテラシーは,社会に参加し,個人がその目標を達成し,

その知識と可能性を発展させるために,書かれたテキストを理解し,

評価し,利用し,関わることである」(国際成人力調査)

このことから,リテラシーは,目標を達成し,

知識と可能性を発展させるために必要な能力であることがわかります。

そして,次からは,時代が変わることによって,

リテラシーの概念も大きく変化していることがわかります。

「言語や数に関わる低次な能力から,社会に参加するために,

電子テキストも含め,書かれたテキストを理解し活用すると言った

高次な情報処理能力へと,リテラシーのとらえ方が変容している」

つまり,近年では,言語や数量に関わるリテラシーのみならず,

「電子テキストを含め,理解し活用する」情報リテラシーが

注目されているということです。

これを受けて,当校でも情報リテラシーに注目し,研究をスタートさせました。  

    

  

「電子テキスト」という私には目新しい言葉が出てきました。

デジタル化された文字・文章ぐらいの意味でしょうか?

でもまだまだ「情報リテラシー」が具体的に見えてきません。

  

附属新潟小学校HPの片山先生の文章も見てみました。

附属新潟小学校 総合:片山敏郎先生

  

当校3年目となりました。 今年は,3年1組を担任します。

「情報リテラシーを活用して実社会の問題解決に貢献する子ども」を目指して,

タブレット端末をデジタル思考ツールとして活用した

総合的な学習の可能性を更に探っていきたいと思っています。

また,全校での「附属新潟式情報リテラシー」の育成研究を推進し、

「資質・能力」であるタブレット時代の情報リテラシーを全国に提案します。

引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。

  

う~ん、まだわからない。

でも片山先生にとって、「情報リテラシー」は重要な言葉であることは確かです。

そのような思い入れのある言葉を、

あの短い記事内で説明するのは無理なことでしょう。

さらにこのような文章も見ることができました。

片山敏郎の虹の輪タイム(第4学年)研究計画より

  

これを読むと、片山先生の「情報リテラシー」の考え方がだいぶ見えてきます。

  

虹の輪タイムの研究計画の「本研究の位置づけ」の文章を、

一部引用します。

   

・情報リテラシーとは、「ICTを効果的に活用する資質・能力」であり、

 その構成要素は、情報の特性の知識、技能(ICTスキル)、

 倫理(情報モラル)の3つである。

・日本でも、情報リテラシーは、育成すべき資質・能力の

 7つの例示の一つとして、挙げられるようになっている。※4

 ※4 「育成すべき資質・能力を踏まえた教育目標・内容と

 評価のあり方に関する検討会」(文部科学省2014.3.)

・現在、子どもの生活は、情報機器に囲まれており、情報機器を適切に

 活用できることは、問題解決の主要な要件になってきている。

・デジタルネイティブ世代(永野2014)※5(生まれた時から、

 情報機器と触れ合い、日常的に抵抗なく使うことができる人)である今の

 子どもは、情報リテラシーを身につけないままに情報機器を活用することで

 多くのトラブルに遭遇しており、必要な情報リテラシーを

 身につけさせていくことが喫緊(きっきん)の課題となっている。

 ※5デジタルネイティブの定義はいろいろあるが、雪起こし研究会での

 聖心女子大学の永野一夫教授の定義が分かりやすので採用した。

  

ここまで読んできて、情報リテラシーがやっと見えてきた気がします。

これからタブレット端末が授業で使われるようになってくると、

情報リテラシーという言葉が当たり前のように使われるのことと思います。

 

  

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