お金明神登山報告3/お金明神
今日は11月24日。
登山報告の続き。
お金谷出合から登ってきた道です。↑
今回の登山は、誘われて参加。下勉強もせずに、よくコースのことも分からずでした。
目的地の一つ、「お金明神」という魅力的な名前の場所がどんな場所かも分からずに、
とにかく歩いていました。
お金明神が迫ってきましたが、その場所が不明。
私たちは、他の若い登山者と一緒に探しました。
その結果、ついにたどり着きました。
この天狗のような顔に驚き。
この威厳が、祀られる出発点なのだと想像しました。
お金明神の傍らにある、この札に書いてあることが、全て解読できず。
誰かこの札に書いてあることを説明している人はいないか、
いろいろサイトを見ました。
ないんですね。
ここを訪れた山行記はいくつもあるのですが、札について触れていません。
写真さえ掲載されていません。
味のある札なのですがねえ。
諦めかけていたところ、見つけました、このサイト。
ここにこう書いてありました。
ここが目ざす「お金明神」の鎮座地で、
巨大な岩塔の下、佐目相谷の集落名で
「ここはお金明神の清浄なる神域みだりに汚すべからず」
の制札が建てられています。
この「制札」というのが、上の写真の札のことだと考えられます。
つまり、意訳するとこういう意味なのでしょう。
もう少し引用します。
岩塔の北側の岩の上から南側に東へ向く明神を仰ぐと、
巨大な平たい岩盤の上に、 下から顎、口、鼻、眼、額と、
まさしく明神のお顔に違いありません
この重厚にして堂々たる岩塔を仰ぎ、
近江の佐目や相谷の村人をはじめこの山で木を伐り、薪を作り炭を焼く杣人、
そしてこの辺りの山は鉄、銅を産する鉱山多く、
危険をともなう鉱山師などが「お金明神」と崇め、
山の守り神として信仰して来たのでありましょう。(中略)
この明神の岩塔は、数えると六枚の層からなり、風化浸食の進み具合は、
国見岳の動(ゆるぎ)石、天狗岩などと類似していて、花崗岩が母岩の様であります。
母岩が生成のときに節目が出来、その割目に沿い雨水が浸透して、
それが氷結、融解の風化作用を繰り返して、
眼に当たるところは窪み、鼻は前へ出て高く、口は少し開き、顎は締って力強く、
下の台石との間に明瞭に透き間を明けています。
岩盤の下は垂直の絶壁です。
いかなる名工の石工に鑿(のみ)や石槌を持たしても、
このような細工は不可能のように思えてなりません。
まこと、大自然の営みは人智を超越して偉大にして巧みなるもの、
おのずと自然崇拝の心が生まれることになるのでありましょう。
このような文章を、サイトにアップしておいていただき感謝です。
またまた勉強ができました。
つづく
コメント