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2014年11月14日 (金)

「遺書」ではなくて「衣装」/オ列の長音の例外22個

  

今日は11月14日。

  

学芸会が近づいてきました。

  

先日、担任している4年の女の子が、

「先生、いしょを持ってきたよ、〇〇君と私、いしょを持ってきたよ」

と言ってきました。

「いしょ」?

「遺書」のこと?

よく聞いたら、「衣装(いしょう)」でした。

  

そこで、国語の時間にミニ授業をしました。

「いしょ」だと「遺書」になってしまうこと。

「遺書」とは、死んだ後に読んでもらうために書いた手紙であること。

そして「衣装」は「いしょう」と読むこと。

ここで、チョーンゴムの登場です。

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「う」を下ろしました。

「いしょう」は「いしょー」と読むことを練習しました。

オ列の長音には「う」を添えるというルール。

難しいけど、チョーンゴムを使うと、子どもたちは楽しそうに読めます。

 

使い出してしばらく経ちますが、黒板に垂らしたスポンジを引っ張るのは

子どもたちにとって楽しいようです。

「やりたい人?」と聞くと、全員が希望します。

  

  

長音の授業のことを書いたサイトを見つけました。

※参考:TOSSランド 「長音の授業」(TOSS横浜 武田晃治)

勉強になりました。

  

このサイトからの引用。

 

 

(前略)オ列の長音は、オ列の仮名に「う」を添える。(例:おとうさん・おはよう)

(中略)

例外が22個もある。

 おおかみ  おおせ  おおやけ  こおり  こおろぎ  ほお 

 ほおづき  ほのお  とお(十) いきどおる おおう 

 しおおせる とおる  とどこおる しおおせる とおる もよおす

 いとおしい おおい  おおきい  とおい  おおむね おおよそ

なぜ、このような例外が生まれたのか。

それは、戦前に「オ」の発音で使われていた「ほ」と「を」を、「お」と表記することにしたからだ。

  (例:こほり おほかみ おほきい とほる とを  など)

この22個の例外、現代人のわたしたちには、丸暗記するしか見分ける術がない。

教育科学研究会の須田清氏は、子どもが覚えやすいように、次のような文を作った。

①遠くの(とおくの) ②大きな(おおきな) ③氷の上を(こおり)

④多くの(おおくの) ⑤狼(おおかみ)    ⑥十ずつ(とお) ⑦通った(とおった)(後略)

  

これで22個の例外のうち、8個を認識できます。

以後、武田先生の長音の授業が紹介されています。

「母音」をお母さんにたとえて、工夫して授業をしています。

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