11月3日は山伏岳その3/同じ道で下山/大谷崩れ
今日は11月5日。
前投稿のつづきで、静岡県の山伏岳登山報告をします。
↑山伏岳頂上から下山しようとしたら、雲の上に少しだけ富士山が見えました。
アップで撮影しました。
富士山の見納めです。しばらくこれでご無沙汰です。
一緒に行った奥さんは、登りでかなり体力を消耗していました。
その奥さんが言ったことが、印象に残りました。
「登りに通った場所を全て通らないと下山できない」
なるほど~。
山は登っただけでは終わりになりません。
下りなくてはなりません。
今回のように、同じ道を登って下りるとなると、
大変だったらよけいに、こういう気持ちになることはよくわかります。
下山は、登りに見た景色を思い出しながら下りました。
↑頂上直下の開けた空間。
↑登りに撮った赤い紅葉の木を、別角度から撮影。
↑登りとは違う太陽光線の角度のおかげで、
下山中もあらためて紅葉を楽しめました。
こうして登りに通った場所を全て通って、無事下山完了。お疲れ様。
下山後、自動車で大谷崩れを見に行きました。
自動車で行けるところまで行って、そこで撮影しました。
このサイトに「大谷崩れ」についてこう書いてありました。
日本3大崩れの一つ、大谷崩。
初夏には新緑、秋には紅葉。
荒涼とした岩肌に対して木々のコントラストが目を楽しませてくれます。
安倍川源流部に位置し、面積約1.8km高度差800m、
これまでに崩れた土砂量は推定約1億2000万m3。
現在見られるような大崩壊地となったのは今から300年前、
宝永4年(1707年)の宝永地震と言われています。
「何も美しいもの、いいものだけが人を惹くのではない、
大自然の演出した情感はたとえ それが荒涼であれ、寂寞であれ、我々は心惹かれるのだ。」
明治の文豪幸田露伴の次女、幸田文が、72歳にして大谷崩を目にし、
「崩れ」を著すきっかけとなった場所です。
しっかり興味を惹かれた大谷崩れ。
次回は、山伏岳でなく、山伏岳~大谷嶺~大谷崩れを歩きたいですね。
行きたいところはたくさんあります。
※尾崎光弘のコラム 本ときどき小さな旅 幸田文『崩れ』を読む(1)
↑ここにこう書いてありました。
本を読むとそこに書いてある場所に旅したくなります。
また旅をするとその場所についての本を読んでみたくなります。
あまり本が読めない日々ですが、「崩れ」(幸田文 著)を読みたくなりました。
調べたところ、地元市の図書館にはあった。誰も借りていないぞ。
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