思えば赤石山脈を歩いてきた6.「赤石山脈」のいわれになったチャート
今日は9月27日。
8月末の山の報告のつづき。
荒川三山のトップ、荒川東岳(悪沢岳)を下山。
次は中岳。
ここには避難小屋があります。
天気が悪く、ガスがあって視界が悪い時に、
この中岳避難小屋の屋根がうっすら見えました。
それが山のピークに見えてしまい、
あの険しい山が中岳なのかと少々うんざりしていました。
そしたら、それが屋根であり、避難小屋であることがわかってホッとしました。
避難小屋は立派な建物でした。
中岳頂上は、そこからすぐでした。
ここも視界なし。
休憩していたら、女性がさっと抜いていきました。
元気な足取りでした。
ヘトヘトな自分が恥ずかしかったですね。
少し下って、登り直したところに前田家・・・じゃなくて前岳がありました。
近いながらも、少し本道から外れるためか、
他の登山客はやってきませんでした。
ガスの向こうにもう少し高そうな山が見えました。
あちらの方が高そうです。
同行者のNさんが、前岳は崩壊が進んでいるから、
いつかはあちらがピークになるかもしれないと言っていました。
しかし、ガスが晴れて、向こうのピークが見えてくると、
向こうは向こうで崩壊が進んでいて、危険な感じでした。
あのピークも高さを維持するのは大変そうだと思いました。
そんな岩質なのでしょうか。
岩質と言えば、赤い色をした岩がありました。
写真に撮らずじまいだったのですが、
9月19日放映の「金とく 絶景!美味!まるごと南アルプス」(今日の午前中に再放送)の
写真を載せます。
Nさんからは「チャート」だと説明してもらいました。
放散虫とは?次から引用。ジオ・開田
放散虫は、約5億年前(カンブリア紀)に初めて地球上に出現し、
現在も海中に生息しているプランクトンの一種です。
大きさは一般に0.1~2.5mmで、珪質の骨格あるいは殻を持っています。
チャートとは?次から引用。Wikipedia
堆積岩の一種。主成分は二酸化ケイ素(SiO2、石英)で、
この成分を持つ放散虫・海綿動物などの動物の殻や
骨片(微化石)が海底に堆積してできた岩石(無生物起源のものがあるという説もある)。
断面をルーペで見ると放散虫の殻が点状に見えるものもある。
非常に硬い岩石で、層状をなすことが多い。
なるほどなるほど。
こうやって知識は蓄積されます。
放散虫の写真や絵は魅力があります。
↑ここに載っている写真もぜひ見てください。
もともとは海の中にあったチャートが、3000m前後の場所で見られます。
赤石岳、赤石山脈の名前のいわれになった岩石です。
ちなみに、「赤石岳」の前名について知ったので、ここに書きとめておきます。
次のサイトで知りました。
Yahoo!知恵袋 南アルプスはなぜ赤石山脈と言うのですか?
赤石岳は明治の初期までは大河原ノ岳と呼ばれていました。(つづく)
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