「ペリリュー」その4/背後からのどをかき切る
今日は8月19日。
前投稿のつづき。
8月13日の放映の「NHKスペシャル 狂気の戦場ペリリュー ~”忘れられた島”の記録~」より。
アメリカ兵の発言。
R・V・バーキンさん。
ジャングルを進んでいると、日本軍が背後から音もなく迫ってきます。
まず隊列の一番後ろの兵士に襲い掛かり、
のどをかき切り、心臓を一突きにします。
そして順々に前の兵士を襲っていくのです。
恐ろしい戦い方です。
ペリリュー島での戦いが始まって1週間で、
3000人の第1海兵連隊の死傷率は、60%以上になりました。
狂気が狂気を呼んでいた証言です↓
R・V・バーキンさん。
ある日、木に縛りつけられた3人の海兵隊員の死体を見てしまいました。
ペニスが切り取られ、口に押し込まれていました。
それを見た時、私は「やつらを皆殺しにしてやりたい」と怒りの気持ちが
強烈に湧き上がってきました。
やつらは仲間の死体を使って、銃剣の練習をしていたに違いありません。
3人とも体中に50か所以上の刺し傷があった。
怒りに震えたまま、その場にいると、仲間が、
「あの中に日本人がいるぞ」と叫んだんです。
私はゆっくりやつらのトンネル陣地に近寄りました。
そこには通気孔があり、中を覗き込んでみると、
日本兵がこちらを見ていました。
私は銃を顔に近づけて、思いっきり引き金を引きました。
そのまま銃口を振り回して、8発の銃弾を撃ち込みました。
やつらを蜂の巣のようにしてやりました。
全部で17人の日本兵を皆殺しにしたのです。
R・V・バーキンさんは、ドラマ「ザ・パシフィック」の中でも、
登場人物の一人として描かれています。
この人の証言は重たい。
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