« “ヒロ”難病ALSとの闘い3/ゴロン | メイン | “ヒロ”難病ALSとの闘い5/Tシャツ END ALS »

2014年8月10日 (日)

“ヒロ”難病ALSとの闘い4/人工呼吸器をつけない人が7割

  

今日は8月9日。

    

前投稿のつづき。

 

7月21日放映の「ハートネットTV ブレイクスルー 

File9 続 広告プランナー“ヒロ”難病ALSとの闘い」より。

  

ナレーターの風間さんが語ります。

  

(ALS)患者を最も苦しめているのは、人工呼吸器をつけるという決断です。 

日本では一度つけると自分の意思で外す事はできません。

尊厳死が認められていないからです。

ALS患者の7割が人工呼吸器をつけず亡くなっています。 

Rimg4220 

  

驚きです。

人工呼吸器を着ければ生きられるのに、それを拒否する患者。

7割!

風間さんは続けます。

  

この決断に大きく影響しているのは、いつか会話ができなくなるという恐怖。 

Rimg4221

病気が進行してもコミュニケーションの手段が整っていれば、

希望を持ち続ける事ができるといいます。

ヒロさんは患者の声を国に届け、強く支援を求めたいと思っています。

  

  

人工呼吸器をつけると、声を失ってしまいます。

それがつらいこと。

さらにその後に来ると予想されるTLS。 

生きていても、コミュニケーションができなければ生きていけない。

だから人工呼吸器をつけない。

でもつけなければ死期が早まる。

恐ろしい選択です。

  

  

ALSがこういう状況を招くということは、この番組で初めて知りました。

”ヒロ”さんは、目の動きに反応するパソコンを使って、文字をうっています。

これもコミュニケーションを続ける手段です。

これらの手段が開発されて、患者に広くいきわたることを”ヒロ”さんたちは、

めざしています。

番組でも、厚生大臣のところに訴えに行っています。 

目の動きで反応するようなパソコンを、

「みんなが使えるようになってくれたら」と大臣に言っていました。

  

  

  

6月21日。ゴロンが行われました。

Rimg4222

Rimg4198   

安藤桃子さんも参加。

Rimg4199   

安藤さんの声

 

まるで永遠に解けない金縛り。

ヒロさんはずっとこの世界で耐え続けている・・・。

Rimg4200

  

終わった後の安藤さんと”ヒロ”さんとのやりとり。

  

安藤さん

ああ、お尻が痛い、足が痛い、う~。何か鼻の脇がかゆい。

んだろう、辛抱強いだけじゃないと思う。

Rimg4201

周りをすごく愛おしいと思ってるんじゃないかと、それと同時に。

で、それが表せないのもジレンマだと思うし。

何だろう…。すごいいろいろヒロさんの事考えてて、お会いしてから。

何か、いろんな事が世の中で起こってるけど、

やっぱりね、生きてるって事が全部…一番大事な事で、 

それがどんな状況であれ続ける決断をした事が、

何もできない状態で5分寝ただけで、 

特にこのど真ん中…都会のど真ん中でやってたら、感じますよね。

  

 

”ヒロ”さん

「ももさんが感じた気持ちを広げるのがいい。私たちは毎日ずっとゴロンのままなので」

  

安藤さん

シンプルですね。

ヒロさんにしかできない事もある。

私は私で、できる事をする。

当事者にしか発せられない言葉もある。

当事者じゃないから発せられる言葉がある。

両方でやっていきましょう。…と思いました。

Rimg4202   

”ヒロ”さん

「同じ気持ちを一瞬でもわざわざ、みんなに感謝です。

ありがとう。泣くな、みんなで頑張るぞ」

  

  

安藤さんの言葉が印象に残りました。

「できる事をする。」

「当事者じゃないから発せられる言葉がある。」

(つづく)

コメント

コメントを投稿

最近の写真

  • Epson103
  • Img_5339
  • Img_5338
  • Img_5332
  • Img_5295
  • Img_5334
  • Img_5662
  • Img_5331
  • Img_5330
  • Img_5329
  • Img_5318
  • Img_5317

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉