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2014年6月 8日 (日)

今日はワーキングメモリの勉強 「どこどこ」の活動の意味

  

今日は6月8日。

  

今日は午前11時から小嶋悠紀先生の講座に参加する予定です。

小嶋先生が作成した資料を使って、目の前の子どもたちに

ワーキングメモリトレーニングを始めたのは、昨年の6月7日。

1年前の昨日でした。

  

10月30日の勤務校の研究発表では、

特別支援学級で、このトレーニングを見せようと決めています。

本年度は「アタマげんき どこどこ」(騒人社)を利用しています。

   

   

「特別支援教育教え方教室40」(明治図書)では、

「アタマげんきどこどこ」のことが特集されていました。

タイトルは「特集 前頭前野を鍛える絵本活用法30」です。

  

この特集から、重要な文をこのブログに引用しておきたい。

  

〇昨年(2013年)夏に、騒人社から「ワーキングメモリをきたえるアタマげんきどこどこ」

 の絵本3巻が発刊された。この絵本は、日本初のワーキングメモリを鍛える絵本である。

 (10p 桑原和彦先生)

※今年(2014年)に4~7巻が発刊されています。

  

  

〇学校生活において、ワーキングメモリがきたえられれば防げる問題は多々ある。

 話を1回で理解する。注意深くものを探す、数える。

 問題文や教師の指示を正確にとらえる、想起できる。このようなことにつながる。

 (11p桑原和彦先生)

※ワーキングメモリーを鍛えることで、目に見えてどうなるというのは定かではありませんでした。

 こうやって示してもらえるとありがたい。

  

  

〇ワーキングメモリは、見たり聞いたりした事象を一時的に脳内に貯蔵したり、

 再び取り出したりするシステムである。

 何かを読み、書く、話す、計算する、考える、想像するなど、

 私たちの日常のすべての行為がワーキングメモリによって、支えられているといってもよい。

 したがって、このワーキングメモリが鍛えられれば、

 学習に限らず日常生活における様々な能力が向上する。(12p松崎力先生)

※これもワーキングメモリの基本。ワーキングメモリを鍛える理由がわかります。

  

   

〇ワーキングメモリを鍛える3つの活動

 「どこどこ」には、記憶力や注意力を高める活動がある。それが「見つける」「かぞえて」

 「さがして」の3つの問題がある。

 (中略)

 1つ目は「見つけて」である。

 これは取り出された子どもを全体の中から探し出す作業である。

 子どもの姿を一時的に記憶することで、視空間スケッチパッドが動く。

 (中略)

 イラストの特徴をつかみ、全体の中から探し出す作業によって、

 前頭葉、頭頂葉、側頭葉が鍛えられる。

 2つ目は「かぞえて」である。

 これは指定された物を探す作業である。

 絵の全体に視線を送りながら、指定物を見つけ数えていく。

 1つの物を集中して見つけていくので、

 選択的な注意力が鋭くなってくる。

 この作業によって前頭葉、側頭葉が鍛えられる。

〇3つ目は「さがして」である。

 文章をもとに、子どもを探し出す作業である。

 書かれている文章やせりふを、自分の頭の中でイラスト化する。

 さらに、自分のエピソードと照らし合わせながら、子どもの様子を思い描いていく。

 このような作業を通して、前頭葉を活発化させ、脳全体を元気にしていく。

 (12~13p松崎力先生)

※実際に「アタマげんきどこどこ」を見ないとイメージできない文章だと思います。

 ぜひ見てください。なぜこの問題をやるかがわかりやすい説明です。

  

   

次の投稿につづく

  

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