「あらゆる所に顔を出し、全て自分の目でみて」
今日は1月4日。
1月2日に放映されたドラマ「新参者 眠りの森」を昨晩と今朝に分けて見ました。
(キーワードはこの投稿の末尾に載せました)
真相が分かってみると、ドラマのあちこちに伏線はちゃんとあったんだと思います。
でも加賀恭一郎の推理、恐るべし。傘をさして雨の中に立っていて気がついてしまう!
楽しめました。
印象に残ったセリフを聞き書きしてみました。
録画しておいてよかったです。
録画していなかったら、こうやって聞き書きできません。
録画してない番組で、いい場面があった時にはすごく後悔します。
だから私は極力見る番組は録画しておきます。必要なければどんどん削除です・
少々脱線しました。聞き書きしたものを載せます。
登場人物は次のとおり。
加賀恭一郎(警視庁捜査一課刑事)
富井 優司(警視庁捜査一課主任)
真野 剛(警視庁捜査一課管理官)
太田 大作(石神井北署刑事)
捜査が難航し、加賀がニューヨークに行って関係者に話を聞いてきたいという場面。
加賀:私を確認に(ニューヨークへ)行かせてください。(写真)
富井:なんだ、お前がニューヨークに行くっていうのか?
加賀:はい。
真野:もっと確実な証拠があるならともかく、
今の段階でこちらからニューヨークに刑事を派遣することはできない。(写真)
加賀:しかし、現地に行けば何か新しい情報が得られるかもしれません。
真野:上から経費削減を口うるさく言われているんだ。
ニューヨーク市警に写真の確認をしてもらえば十分だろう。
加賀:いや・・・
太田:それで十分ってことはないと思いますよ~。
富井:はい? (写真)
同僚刑事:太田さん!(上の写真右)
太田:私は所轄一筋40年!捜査一課の経験は一度もないですけどね、
刑事の基本は、足を棒にして見て聞いて回ることだと自負しております。(写真)
太田:これがニューヨークじゃなく隣町だったらどうします?
刑事派遣しませんか?
地元警察の報告だけですませますか?
真野:ニューヨークに刑事を派遣するのに、どれくらいかかると思っているんだ!
税金の無駄遣いはできない。
太田:無駄じゃありません!(写真)
太田:無駄足をどれだけ踏むかで、捜査は変わってくるんです。
昔、先輩の刑事に教わりました。
ニューヨークだろうがどこだろうが、行ってみなけりゃ捜査は始まりません。
この加賀刑事は、あらゆる所に顔を出し、全て自分の目で見て、
聞かなくてもいいことまで聞き出します。(写真)
太田:どうですかね、管理官殿。
この加賀刑事、ニューヨークに派遣してくれませんかね。
定年間近の刑事の最後の願い、聞いてもらえませんかね。
富井:真野管理官、よろしいでしょうか?(写真)
悩む真野管理官でしたが、次の画面では飛び立つ飛行機の映像が映り、
その飛行機にニューヨークの風景が重なりました。
管理官がOKと言う場面はありませんでしたが、
映像で、OKが出て加賀刑事がニューヨークに行ったことがわかりました。
太字で表したところが心に残りました。感動すらしました。
いろいろな所に顔を出し、見たり聞いたりすることは刑事にも必要だと思いますが、
教師だって必要なことだと思うのです。
最近、インターネットに頼ってしまい、
出歩いて見たり聞いたり体験することが減ってしまった自分が気になっていました。
昔はもっといろいろな人に尋ねたよな。
現場にも行ったよな。
もしかしたら教師の仕事にはあまり役立たず、無駄になった行動もあったかも。
でも全てが生きなくても、無駄を恐れずに動いたから得られたものがあると思います。
さらに、藤子・F・不二雄さんの言うように、
たくさんの「面白い断片」を持つことは、アイデアを生み出すのに有効なのです。
結果的に無駄はないのです。
※参考:ここでも道草 たくさんの「面白い断片」を持つ(2013年12月15日投稿)
いいドラマに出会えました。BDーRにダビングして残しておこう。
付録
1月4日TV【ドラマ「新参者 眠りの森」】(2013年1月2日放映)
〇阿部寛(警視庁捜査一課刑事 加賀恭一郎) 〇柄本明 〇山崎努 〇音月桂
〇石原さとみ 〇木南晴夏 〇平岳大 〇内田朝陽 〇映美くらら 〇加藤虎ノ介
〇名高達男 〇松尾貴史 〇バレエ団 〇原作 東野圭吾
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