モノが語る戦時下の時代展4.のんきなお父さん/仁丹のゴミ箱
今日は1月19日。
この投稿も、豊川市民俗資料館の企画展「モノが語る戦時下の時代展」に行った時のこと。
「のんきな父さん」の置物がありました。
説明にはこう書いてありました。
「のんきな父さん」は大正12年(1922年)に発表された麻生豊による漫画です。
頭に陸軍の星マークのある鉄かぶとをかぶっています。
陸軍の星マークは五芒星↓
世界恐慌や関東大震災で暗くなりがちな人たちの心を明るくしたいと
報知新聞社が企画した連載漫画。
そんな「のんきな父さん」も、戦争中には陸軍の鉄かぶとをかぶっていました。
これも写真が撮りたかったです。
仁丹のゴミ箱がありました。
その箱に書いてあった文が、戦時中らしかったです。
国家資源の愛護に
戦闘機献納
タバコの空函を御投函
廃品捨てずに
資源報國
手近な奉公
つまり資源の少ない日本なので、資源を回収するのが目的のゴミ箱でした。
調べたら、写真を掲載しているサイトがありました。
※日々歳々 仁丹歴史博物館2010 サミゾチカラコレクション
このサイトは、興味深い内容でした。引用します。
2月11日は建国記念日だけど、森下仁丹の創業日でもあり、
仁丹創売日でもあるんですよね。
それを記念して2008年から仁丹の日ができて、
玉造にある仁丹本社では毎年1日限定の歴史博物館が開催されているのです。
(中略)今回はサミゾチカラコレクションが加わったんですよ。
サミゾチカラさんは、身近な人でした。
ホーロー看板収集家として各方面で活躍中の佐溝力さんの収集品は
約2万点にものぼるそうで、
とうとう自宅を改装して「看板と広告の資料館」(愛知県豊川市)をつくってしまったんだとか。
森下仁丹も保管していないほど貴重な品も多数あるそうです。
「看板と広告の資料館」は勤務校から自動車で5分以内にあります。
行ってみなけりゃね。
ちなみに仁丹歴史博物館が開かれる仁丹本社があるのは、大阪市中央区玉造です。
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