このプリントで漢字学習を充実させたい
今日は9月28日。
求めれば、何かつかめる。
目の前の子どもたちが、より漢字学習に集中するための方法を探していました。
その時に行き着いたのが、光文書院の「プレ漢字プリント」のサイトです。
このサイトを開くと、「はじめに」のページがまず参考になります。
こう書いてありました。
1年生のときには、漢字学習に積極的に取り組んでいた児童の中に、
2年生になって、漢字学習が苦手になる児童が出てきます。
目の前にいます。どうにかしたいと思いました。
ドリルをすぐに放り出してしまう子、読みまちがいが多く、教科書の音読が苦手な子、
漢字の小テストが半分もできない子、ノートの文字がくちゃくちゃな子など、
読み書きの苦手な様子はさまざまです。
苦手な原因や背景には、学習障害(LD)だけでなく、読み書きの発達の偏りがあります。
また、注意の困難、社会性の困難も関係します。
背景はさまざまですが、共通して大切なことは、児童が取り組むことができる教材を通して、
読み書きに対する苦手意識の軽減を図ることです。
とにかく子どもが取り組む教材(プリント)でないといけないということです。
このプレ漢字プリントには、子どもが取り組もうとする魅力があります。
2・3年用のプリントの部分説明は素晴らしい↓
「よみかたクイズ」のアイデアはいいです。
容易であるので、子どもたちはスラスラ解きます。
スラスラ解けるので、挑戦します。
難易度の低いこの問いから入るのがいいです。
目の前にいる子どもで、日記中に「らあめん」と書いてきた子がいました。
カタカナで書けるようにしたい。でもカタカナが苦手です。
「ラーメン」とお手本を書いて、練習させてもいいのですが、
1度に4文字に注目させるのは、ちょっと難しい可能性あり。そこで・・・・
「よみかたクイズ」を参考に、次のようにしてみました。
お手本の「ラーメン」を書いて、続けて「口ーメン」「ラ口メン」「ラー口ン」「ラーメ口」の
穴埋め問題を4つ並べました。
これなら1文字ずつ入れることで、すんなり問題は解決します。
ひとつの問題で注目するのは1文字。それもお手本が近くにあるので、容易に探せます。
いかがでしょう?
ただお手本を書いて、「4回書いてきなさい」よりは、子どもはやってくる可能性が高いと考えます。
このやり方、まだ始めたばかりなので、子どもたちの様子はこれから見ていきたいです。
「ことばでおぼえよう!」コーナーは子どもたちに人気があります。
書き順を数字で言いながら指書きするのと、
「たて よこ たて・・・」と言いながら書くのを両方やって定着させていきたいです。
「かんじのきえたところをかきましょう」もいい。
枠を少し傾けているのにも意味があり。
注意深く、ていねいに書くことを促しているのですね。
プレ漢字プリントですが、私は主に、1学期に学習した漢字の復習で使っています。
2週間ほど使っています。
2年になって漢字に対する意欲を失いかけた子どもも、早くも復活してきました。
書くのが極端に苦手な子どもも、必ずプリントを仕上げることができています。
今のところOKです。
プレ漢字プリントの監修者である東京学芸大学小池敏英先生にも興味アリ。
調べてみよう。
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